2019年5月9日
ふわふわで鼻ぺちゃな「ペルシャ」がどんな猫か知ろう!
ふわふわした毛並みと個性的な鼻がかわいらしい「ペルシャ」猫。
独特の気品ある雰囲気に惹かれるペルシャがどんな猫か詳しく見ていきましょう。
ペルシャの特徴
1500年代には中東で人に飼われていた歴史ある猫種です。品種名のペルシャはイラン(地名)を意味しています。
サイズは一般的な猫と同等で、体重は3~5キロほどです。
ガッチリした体格で足が短いためズングリムックリな印象を受ける外見をしています。
何百年もの長い間世界の人々に愛されてきた理由のひとつは、品位のある姿と愛嬌のある鼻ぺちゃ顔です。
この2つのギャップが猫の2面性と相まってなんとも魅力的。
ペルシャの性格
ドラマや映画でお偉いさんの膝に乗ってなでられているイメージのあるペルシャですが、実際もそんな感じでおとなしい猫です。猫の中では従順で飼い主の指示をよく聞いてくれるので躾で苦労することはありません 。
成猫はかまっても嫌がって威嚇したり猫パンチをしてきますが、ペルシャは静かになすがままの子が比較的多いです。
気位の高いお嬢様のような外見をしていますが実はおっとりタイプなんです。
ただし個体差があるので中には触られるのを嫌がったり気象が難しい子もいます 。
鳴き声をあげないことでも知られており、お喋りは期待できません。
しかし泣かないことはアパートやマンションなどの集合住宅で飼う場合には都合がいいでしょう。
ペルシャの値段
ペルシャは認知度と人気が高い品種です。そのため専門のブリーダー以外にも街のペットショップでも比較的見つけやすいので購入は難しくありません。
ブリーダーが子猫を紹介するサイトで相場を調べるとおよそ15万円から25万円です。
(参考URL:https://chinchilla.koneko-breeder.com/)
ペルシャの寿命
ペルシャの一生は15年から20年となっています。猫の平均寿命と比較すると2、3ほど長いです。
ペルシャを飼うのに向いている人
ペルシャは猫を世話しながらかわいがりたい人に向いています。長毛種なので朝夕のブラッシングは欠かせませんし、月に2回はシャンプーしてあげたいです。
また長い毛とへこんだ口元のために食べづらいので口周りのお手入れが毎日必要になります。
運動量の少ない品種なので、ちょっと食べさせ過ぎるとスグ肥満になるのもやっかいです。
猫に常に気を配って、そつなく世話をし、美しさを保っているペルシャにウットリしたい人なら満足できる猫種です。
ペルシャがかかりやすい病気
ペルシャがかかりやすい病気のひとつに「多発性嚢胞腎」という腎臓の病気があります。ペルシャなら50%の確率で発症する病気で、腎臓に水がたまり腎機能が低下します。
猫は腎臓を患うことが多い動物ですが、ペルシャは特に腎機能が弱いとろがありますから与える水は衛生的に管理してください。
この他には「肥大型心筋症」や「毛球症」なども心配です。
こまめな診断とグルーミングを忘れないでください。
まとめ
見ているだけで何かリッチな気分にさせてくれるペルシャ。気品ある姿が魅力ですが、実はその美しさには飼い主さんの愛情込めた毎日の世話があることを忘れてはいけません。
ペルシャを飼う場合は他の猫以上に愛情を注いでください。
文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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