2019年5月10日

春・夏・秋にご用心、猫の発情期について

猫も生き物であるので子孫を残す本能が働き、周期的に発情期が起こります。

発情期は1年の中で2回か3回程度あり、気温が温かくなる時期になりやすいのです。春の2月~4月、夏・秋の6月~9月の時期に猫は発情します。猫を飼っている方は、この時期あたりの猫の行動に注意が必要です。

猫が発情する条件とは

芝生で眠る猫 基本的に猫の発情期は春・夏・秋に起こります。気温が高くなると子孫を残す本能が働きやすくなるのですが、気温以外に春などの時期は日照時間が長いことも発情期発生の理由になっています。

猫は明るい時間帯が長いと、発情しやすくなります。室内飼の猫だと照明の当たりすぎにより年中発情する場合があるので、室内で猫を飼う人は照明に猫が当たりすぎないようにしましょう。

オス猫はいつから発情するか

猫の発情期は生まれたての子猫にすぐ来るものではなく、ある程度体が育ってから本能が働き出します。去勢していないオス猫は、生後9か月~1年目あたりで発情するようになります。

生後半年が過ぎた頃に陰茎や精巣が発達してくるので、生まれて6カ月過ぎたら発情期対策をしておくのがおすすめです。


メス猫はいつから発情するか

避妊手術をしていないメス猫は、オス猫よりも発情期が早く起こります。

オス猫は早くて生後9か月で発情しますが、メス猫は生後5ヵ月~1年目あたりで発情が始まります。メス猫はオス猫よりも子孫を残す本能が強いので、大声で鳴いたりと発情時期の行動に問題が出やすいのがネックです。

発情期はどのくらい続くか

猫の発情期は始まったら、オス猫とメス猫ともに大体1~3週間程度続きます。発情しだすと猫は、マーキングや大きな声で鳴くなどの行動を取るようになります。こういった行動を猫がするようになったら、発情期が始まったサインです。

猫が発情した時の注意と対策

発情すると猫はオシッコによるマーキングや、繁殖相手を探すための脱走などの問題行動を取るようになってしまいます。叱ると猫にストレスを与えてしまうので、あまり怒らないであげましょう。

マーキングは事前にオシッコしそうな場所に防水シートを敷き、脱走は戸締りをしっかりするなどの対策をしてみてください。
 
猫の発情時期は鳴き声がうるさくなり、オシッコを決まった場所にしなくなるなど飼い主を悩ませる行動が増えます。発情期は本能のためであり年中あるものでもないので、発情した猫の行動を多めに見てあげましょう。

つい怒りがちになってしまいますが、発情期が終われば問題行動もしなくなります。

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文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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