2019年5月9日

猫の身体能力の凄さとは？犬と比べて〇〇が違う！

自分の体よりも高いところに軽やかに飛び移り、忍者のように動き回る。

かわいくてペットとして人気な猫ですが、その身体能力とはどれほどのものなんでしょうか。

同じくペットとして飼われることの多い犬との比較を交えながら見ていきたいと思います。

猫の身体能力ってこんなにすごい

まずは、猫の身体能力について見ていきましょう。

はじめは、バランス感覚です。

猫は、人間や犬では登ることのできないような場所でも軽やかに登っていきます。

木の上からこちらを覗いている猫にドキッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。

なぜあんなに高く登れるのかというと、猫は元々木の上で生活していたからなんです。

そのため、高い木でもバランスを崩すことなく登れるようにバランス感覚が発達しているんですね。

また、高いところから降りるときも怪我することなく上手に降りることができます。

万が一、足を踏み外して落ちてしまった場合もしっかりと受け身をとることができます。

これも全て、木の上での生活を大昔からしてきた進化の賜物なのですね。

次に、ジャンプ能力です。

猫は、なんと自分の体の5倍近く高い場所までジャンプすることができるそうです。

これもまた、人間や犬にはない身体能力の1つですね。

先程もお伝えしたように、木の上で生活してきた猫はその最中、木から木へ飛び移ることもありました。

そのため、ジャンプ力も鍛えられてきたのですね。

犬の身体能力を見てみよう

猫特有の身体能力は主にバランス感覚とジャンプ能力の2つでした。

それでは同じくペットとして猫とともに人気の犬は、どのような身体能力を持っているのでしょうか。

まず1つ、犬の身体能力といえば、やはり走る速さです。

お散歩に出かけたときなど、元気よくリードを引っ張る飼い犬についていくのが大変という飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。犬は、元々、草原で狩りをして暮らしてきました。

狩りをするにはもちろん、逃げる獲物を追いかけて捕らえなければなりません。

そのために、速く走ることができるように、進化してきたのですね。

また、犬は速さだけでなく持久力も持ち合わせています。

散歩のとき、家についてもまだ帰らないと駄々をこねる犬。いますよね？

動画などでみたことがある人もいると思います。

これもまた、狩りをするときに相手が疲れ果てるまで追いかけるために進化してきた結果、得た能力なのです。

走る速さと持久力、この2つは猫にはない身体能力です。

犬と猫の身体能力を比べてみよう

それでは、犬と猫、共通で発達している能力はあるのでしょうか？

それは視覚、嗅覚、聴覚です。

この3つは、それぞれ優れた能力を持っています。

まずは視覚から。

猫は夜行性で、暗いところでも見ることができるという特徴を持っています。

これは、猫の目に夜間の僅かな光を増幅させる働きをするタペータムというものがあるからだそうです。

それに対して犬の目は動体視力に優れています。

たとえ100メートル先の動きでも捉えることができるのです。

また、猫ほどではないですが暗い場所もある程度見ることができます。

次に嗅覚です。

嗅覚の優れた動物といえば犬を思い浮かべる人も多いでしょう。

犬はなんと人間の100万倍も匂いを嗅ぎ分けることができるそうです。

これは嗅覚細胞が人間が500万個なのに対して犬は2億個も持っているからなせることなのだそうです。

これもまた、獲物を探すために発達した能力ですね。

一方猫は犬ほど嗅覚は優れていません。

しかし、それでも人間の数万倍の嗅ぎ分ける能力を持っています。

それにより食べ物のよしあしなどを判断しています。

最後に聴覚。

これは猫が最も優れている能力です。

低い音では人間や犬とも大差ありませんが、高い音ならば人間が2万ヘルツまでしか聞こえないのに対して、なんと10万ヘルツまで聞こえるそうです。

これにより高い音を出すネズミなどの獲物がどこにいるのかを察知できるんですね。

また、犬も猫に負けないくらい聴覚が優れています。

音を感じる範囲は人間の4倍、音の大きさも人間の6倍聞き取ることができます。

花火の音などに驚いてしまうのは、音をより大きく聞き取ることができるからなのですね。

まとめ

犬と猫、得意分野が違うことがわかりましたが、なんとこの2つの動物、先祖は同じミアキスという動物だそうなんです。

そのうち草原で生きていくことを選んだものが犬に樹上を選んだものが猫に進化して今日に至るのです。

進化の奥深さを感じますね。

どちらも生きるために能力に磨きをかけた結果、今の身体能力を手に入れたのです。

みなさんも身近な動物である犬と猫、触れ合う機会があればその能力の違いを意識してみると面白いかもしれません。