2018年3月17日
そんな意味があるの!?犬と猫の「毛づくろい」事情
猫は身体を舐めて、自分で毛づくろいをします。犬も毛づくろいのようなことをしますが、実は目的はまったく違うんです。
今回は犬と猫の毛づくろいの違いについて紹介していきます。
犬と猫の毛づくろいの役割はこんなに違う
猫は起きている時間の10%を毛づくろいに使っていると言われています。猫が舌を使って毛づくろいをする理由は、ブラッシングの他に体温調節をしている場合があります。
また、猫は食後に毛づくろいを始めることが多いですが、これは昔の習性が色濃く残っている影響だと言われています。
昔の猫は狩りで捕まえた動物を食べて生きていました。
そして食べ終わった後、自分の身体についた汚れや臭いを取るために毛づくろいをしていたのです。
その他に、精神状態を落ちつかせるために舐めていることもあります。
これは犬にも見られる行為で、カーミングシグナルとも呼ばれています。
しかし、猫のように長時間身体を舐める様子が見られれば、皮膚疾患やストレスサインである可能性が考えられるので注意が必要です。
基本的に、犬が猫のように「一生懸命毛づくろいをする」ということはありません。
犬の毛づくろいは飼い主が行なう
犬は自分で毛づくろいをすることはありません。毛づくろいをするのは飼い主の役目ということをよく覚えていきましょう。特に換毛期のケアを怠ると、犬種によっては毛玉などが出来て皮膚トラブルが起きやすくなってしまいます。
犬をブラッシングする際は、皮膚の状態などもあわせてチェックするようにしましょう。
毎日のブラッシングが、病気の早期発見につながることもあるからです。
犬が毛づくろいをしているときは注意
先ほども少し触れましたが、犬が長時間毛づくろいのような様子を見せるときは注意が必要です。皮膚のトラブルが起きている状況であったり、ストレス発散のために身体を舐めていることもあります。
唯一、仔犬と母犬は例外です。母犬は本能的に仔犬の身体を舐めます。
シンプルに愛情表現であったり、排泄を促す目的があったりします。
仔犬も空腹を感じた時など、何かを要求する時に母犬の顔などを舐めます。
その名残が残っていて、お願い事をする時に飼い主を舐める犬もいるそうです。
犬がハッハッと呼吸(パンティング)で体温調節をしていることは広く知られていますが、猫の毛づくろいにも同じ役割があることをご存じだった方は少ないのではないのでしょうか?
行動の意味を理解しておくことで、ペットの健康状態も管理しやすくなりますよ!
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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