2019年5月8日
小さな森の妖精と呼ばれる猫「シンガプーラ」の性格や購入する際の値段は?
『シンガプーラ』ってどんな猫なの?と思われる方は多いと思われます。
それもそのはずまだ発見されてから50年も経っていない猫なんです。
キャットショーに出陳されて、1979年にアメリカで公認されたのですから、実際はまだ『シンガプーラ』が世間に認知されたのは40年程度の歴史しかないといっていいでしょう。
30代以上の方には知名度の高い猫だとは言えませんが、『シンガプーラ』に興味がある、飼いたいという人にその魅力を紹介していきたいと思います。
シンガプーラの特徴
シンガポールで最初に発見されたので『シンガプーラ』と命名された品種なのですが、この子たちにはもう一つあざながあります。それは『Little Pixie』いわば小さな妖精と言われているのです。
これは現在公認されている純血種の中で世界最小の猫だからです。
雄猫でも二キロほどしかないのが特徴でしたが、昨今の交配事情から最近では三キロ程度の大きさにはなる個体が平均的だと言われています。
シンガプーラの性格
シンガポールで1972年に発見される以前から、時々見かけられる猫という認識で野生の猫だった名残でしょう『小さな暴れん坊』という異名を持っています。しかしその実は愛情深い子が多く比較的大人しい個体が多いと言われています。
シンガプーラの値段
実際に公認されたのがまだ1979年であり、実際に認知されてきたのは日本では2000年代に入ってきてからです。それに加えてもともとの個体数も少なく、高値で安定の印象を受ける品種です。
一個体あたり20万は下らず、20~25万円前後が値段の相場です。
血統や毛色の付加要素で値段は上昇し、相場の倍する個体もいます。
シンガプーラの寿命
小型の猫のため長生きする印象が強いのですが、平均寿命は15年程度と言われています。シンガプーラを飼うのに向いている人
『シンガプーラ』は快活で利口なうえに、人への依存も強い猫ですので、時間の空く限り猫と遊んであげられる人、猫と遊ぶのが大好きな人にはぴったりの猫です。人への依存性が高いゆえに長時間の留守番には向かないので、家を長期間あける機会の多い方には向かない品種です。
シンガプーラがかかりやすい病気
2007年に猫種の大規模遺伝子調査がおこなわれ、遺伝子の多様性が狭い22品種のうちの1品種と『シンガプーラ』はされています。このため遺伝性疾患が起きやすい特徴があります。
ピルビン酸キナーゼ欠損症という貧血が特徴的なのですが、現実的に治療方法が保存療法しかないため、早期発見がカギになるのは間違いないです。
もう一つ厄介な病気として肥大型の心筋症があげられます。
人間の場合でも厄介な病気ですが猫の心筋症の2/3を占める上に、シンガプーラは好発品種になりますので早期発見、早期治療がカギになります。
まとめ
世界一小さな猫として近年知名度のあがってきた『シンガプーラ』について説明してきましたが、小さくおとなしく愛情も深い猫の品種といえます。人への依存性も高い品種ですので、脱走対策には万全を期する必要があります。
元々東南アジア原産の猫ですので寒さには強くないです。
秋冬が冷える日本では人の力無しで野生で生きていくのは至難の技です。
『シンガプーラ』を理解してあげたうえで、楽しい15年、20年を共に過ごせればなによりです。
文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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