2019年5月9日
子猫にミルクを飲ませる時の注意点・飲まない時の原因と対処法
生後すぐから、生後2か月頃まではの大切な栄養源であるミルク。
何らかの理由で母猫の手を離れてしまった子猫には、人間がミルクを与えなくては生きていくことができません。
生後1カ月頃までは、自分でミルクを舐めて飲むこともできない子猫には、シリンダーや子猫用哺乳瓶でミルクを与える必要があります。
まだ目が見えていないほど小さな子猫にミルクを与える時の注意点やミルクを飲まなくなってしまう原因・対処法について紹介します。
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子猫にミルクを飲ませる時の注意点
生まれて間もない子猫にとって、ミルクを与えることはとても大切なことです。暖かい環境で眠むること、ミルクを飲むこと、排泄することが赤ちゃん子猫が健やかに成長するために必要なことの全てです。
子猫が成長するために必要な栄養素が入った、子猫用粉ミルクをお湯で溶かして与えましょう。
牛乳は子猫のミルクには適しておらず、お腹を壊してしまうこともあります。
まず、粉ミルクの容器に表示してある調乳方に従って作ります。
与える量や回数は体重に伴って増やしていきますので、ミルクを与える前には必ず体重を計るようにしてください。
与えるときの注意点は、温度と体制です。
冷たいとお腹が冷えて体調を崩してしまいますのでミルクの温度にも注意します。
また、お腹を上に向けた仰向け体制で与えると誤嚥の原因になり危険です。
必ずお腹を下にして与えるようにしてください。
子猫がミルクを飲まない原因
通常お腹が空いた子猫は、ミルクの味を感じると自分から乳首を探して吸い付こうこうとします。うまく吸い付けないときには、優しく口をあけさせて乳首を口に入れてあげます。
また、お腹が空いているはずなのに飲まない場合はいくつかチェックするべきことがあります。
哺乳瓶の乳首の穴が小さすぎて飲めない
乳首の穴の大きさをチェックし針などで調節してあげるミルクの温度が冷たいor熱い
37~38度の人肌(ミルクの量が少ないのですぐに冷たくなってしまいます。飲まなくなったら少しお湯につけて温めてあげると飲むようになる場合があります)
体制が悪い
仰向けで抱っこして飲ませるのは危険です。四つん這いにした自然な状態でミルクを口に持って行くほうが飲みやすいようです。
おしっこ・ウンチをさせていない
ミルクの後は必ず排泄をうながしましょう。ティシュなどでポンポンと刺激してあげると排泄します。
体調が悪い
猫の赤ちゃんは小さく、体調不良になると思いのほか早く急変してしまいます。体温が下がっただけでも危険な状態になることがありますので、保温などには万全の注意をし様子をこまめに確認してあげましょう。
まとめ
子猫は体力も少なく、ミルクを飲めない、排泄ができない、体温が下がるなどの原因で命を落としてしまう状態になりやすいです。ミルクを飲まないのには必ず何か理由がありますので、焦らずにひとつひとつ確認してあげましょう。
全て確認しても原因がわからない場合は、少し様子をみようとせずに、病院で診察を受けることをおすすめします。
文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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