2019年5月9日

猫の見えている世界とは?人間と比べて視力や色彩認識などが違う?

猫と人間を比較した場合、視力や視界が異なっており、色彩の認識範囲にも違いがあります。

飼い主が十分に猫の顔を判断できる距離でも、猫から見れば飼い主かどうかわからないことがあります。

人間なら問題なく対象を認識できても、猫にとってはそうではない場合があることに対する理解が大切です。

猫の視力は人間より劣る

黒猫の目 猫の視力は人間に比べて劣ります。

およそ人間の視力の10分の1程度だと考えられています。

猫は人間に対応できないような小さな動くものに対して機敏に反応しますが、それは視力の良さではなく、動体視力が発達していることが要因です。

遠くのものを見るのは不得意ですが、動いているものを見るのは得意と言えるでしょう。

猫の視界は人間より広い

視力に比べて、猫の視界は人間よりも広いものを認識することが可能です。

人間の視界が180度程度なのに対して、猫の視界は200度程度と広くなっています。

そして、暗闇では人間よりも視力や視界を保つことが可能です。

猫は元来夜行性であり、暗闇の中で物を見たり行動したりすることは得意としており、人間が判断しにくいような暗闇でも、猫はしっかり物を見ることができます。


猫の色彩認識について

猫と人間では認識できる色彩が違っています。

猫は人間よりも色彩の少ない世界を見ていると思われます。

猫にとって赤色は認識できない色と考えられており、その一方で青、黄色、緑は見えていると判断できます。

緑は見えていないのではないかと思われていましたが、その認識も少しできるようです。

猫は人間よりも色彩に対する認識が弱いですが、白と黒の判別能力については人間よりも優れています。

人間があまり感じないような微妙な明るさの違いも見分けることが可能です。

まとめ

飼い主が少し離れていて、猫が反応しない場合もあるでしょう。

猫は視力が弱いため、誰かを判断できていない可能性があります。

猫に近寄ってあげれば、十分に飼い主を判断することが可能です。

また、猫は色彩認識も人間に比べれば劣るため、色鮮やかなものを見ているというわけではありません。

一方で、猫は人間より視界が広く、暗闇での行動も得意です。

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文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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