2018年1月29日

犬が飼い主をペロペロ舐めるのはどんなとき?

飼い主をペロペロ舐めてくる愛犬は可愛いですよね。

人を舐めるのは犬の習性の1つですが、それには意味があります。

舐めるに限らず、犬の習性には飼い主に何かを訴えるための行動であることが少なくありません。

犬は言葉をしゃべることができませんから、犬の行動から何を訴えているか理解して、愛犬との幸せな生活を目指しましょう。

舐める場所で分かる?犬の心理

女性の顔を舐める犬 犬の習性の舐めること1つにしても、舐める場所によって犬が訴えている内容は変わります。

たとえば、飼い主ではなく床を舐めていたり、空中を舐めるようにしたりするときは、ストレスを感じているのかもしれません。

自分の足の同じ場所をずっと舐め続けているのもストレスが原因のことがあります。

怪我をした場所を舐めている可能性もありますので、足を舐め続けているのに気づいたら注意が必要です。

では、飼い主を舐める場合は、犬は何を訴えていると思いますか?

基本的に、犬は挨拶や自分が下だとへりくだるためや、信頼を深めるために人や他の犬を舐めますが、その他にも訴えていることがあるのです。

犬が手を舐めるとき

女性の顔を舐める子犬 犬が手を舐めてくるのには、いくつかの理由があります。

一つは、甘えているときです。

かまってほしい、撫でてほしいと、催促するために手を舐めてきます。

犬が舐めてくるのを許しているだけでも、かまわれていると感じて喜ぶので、甘えているなと思ったらある程度の間舐めさせてあげるか、遊んであげましょう。

もう一つ、犬が何を訴えて手を舐めてくるかというと、イタズラをしたことを謝っているのです。

イタズラを叱った後など、許してほしくて一生懸命舐めてきます。

その際には、もう怒っていないよと教えてあげてください。

また、飼い主以外の人の手を舐めるときは、挨拶のつもりで舐めていたり、その人がどういう人なのか、様子を伺うために舐めていたりすることもあります。


犬が足を舐めるとき

女性の顔を舐める白い犬 犬が足を舐めてくるときも、手を舐めるときと同じです。

遊んでほしかったり、かまってほしいんだと訴えています。

かまってほしくて舐めてくるのは可愛いですが、それは普段の飼い主とのコミュニケーションが足りないということでもあるのですから、日ごろから時間を取ってしっかり遊んであげましょう。

足を舐める理由には、他にも理由があります。

それは、臭いニオイです。

足は体の中でもにおいの強い場所ですので、においが気にいって(気になって、かも?)ペロペロ舐めているということがあるんです。

飼い主の良いにおいをかぎたがってならまだ嬉しいですが、臭いニオイが気に入っているのなら、ちょっと悲しいですよね。

犬が顔を舐めるとき

舌を出す犬 犬が顔を舐めてくるのは、ズバリ、愛情のしるしです。

特に口を舐めてくる場合は、飼い主に「大好き!大好き!」と訴えています。

ただし「ゴハンちょうだい!」の場合もありますから、口を舐められたからといってあまり期待しすぎない方がよさそうです。

お腹いっぱいのときに顔を舐められたのなら、大丈夫ですね。

とはいっても、顔や口を舐められることは衛生的に良いことではありません。

犬からの愛情がわかって嬉しい気持ちはおいておいて、舐めないようにしつけをした方がよいでしょう。

まとめ

砂浜で穴を掘る犬 舐めることで犬が飼い主に甘えていたり、気を許していたりするのだとわかると、愛犬がますます可愛くなってしまいます。

しかし、可愛いからと舐めさせてばかりでいてはいけません。

犬からうつる病気もあります。

口じゃなければ大丈夫ということはありません。

手や足も、切り傷があるところを舐められれば、傷からばい菌がが入ります。

舐められたままの手でものを食べれば、菌を口に入れることになるかもしれません。

口を舐めさせないことはもちろん、手や足も舐められた後はしっかり石けんで洗ったり、傷があるときは舐めさせないようにしたりを心がけましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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