2018年5月20日
ちょっと納得?シーン別に見る「犬と猫の違い」について
犬や猫の基本的な性格や行動に結構違いがあることは皆さんご存知ですよね。
今回は、実際に飼い主が「違い」を実感するポイントを、具体的なシチュエーション別にまとめてみました。
もくじ [非表示]
- 1 【シーン①飼い主のお出迎え】犬は「追跡タイプ」で、猫は…
- 1.1 犬は追跡タイプ
- 1.2 猫は待ち伏せタイプ
- 2 【シーン②運動の時間】「草原を駆けたい」と訴える猫はまずいない
- 2.1 犬は持久力がすごい
- 2.2 猫は瞬発力に定評あり
- 3 【シーン③遊びの時間】犬は「口を出し」、猫は「手を出す」
- 3.1 犬は口でキャッチする
- 3.2 猫は前足でキャッチする
- 3.3 「鎖骨の発達」に理由がある
- 4 【シーン④飼い主への対応】対等に接してくれるのは猫。犬は…
- 4.1 猫は対等に付き合ってくれる
- 4.2 犬は順位をつける
- 5 【シーン⑤お掃除の時間】“あの問題”の差は、犬猫でかなり大きい
- 5.1 犬は臭いが強い
- 5.2 猫は臭いが弱い
【シーン①飼い主のお出迎え】犬は「追跡タイプ」で、猫は…
飼い主が自宅に帰ってきた時に、「ペットに出迎えてもらいたい!」と思っている人も多いです。犬も猫もお出迎えしてくれる子はたくさんいますが、お出迎えの様子には差が出ます。
犬と猫は飼い主に対して同じ感情を持っていても、表への出し方が違うんです。
犬は追跡タイプ
飼い主が帰宅した場合、犬は尻尾を振ったり、吠えたりして、喜びがわかりやすく伝わります。これは、犬がもともと平原で人間と行動を共にしていたルーツが大きく影響を与えています。
声を出し、尻尾で意思を伝えながら、狩りをしていた習性があるからです。つまり、犬は追跡タイプなんです。
猫は待ち伏せタイプ
猫は飼い主の帰宅を喜んでいても、「ドアを開けたら玄関に」という行動が見られる割合は、犬と比較すると少なめです。それどころか、どこかに潜んでじっと見ていることが多いくらいです。
猫は野生では物陰に潜んで生活する習性があったからです。
その上で、物陰から獲物に飛びついて、餌をゲットする習性もあるため、飼い猫でも「待ち伏せタイプ」が目立ちます。
【シーン②運動の時間】「草原を駆けたい」と訴える猫はまずいない
犬と猫は、1日の運動量に差が見られます。
一言で言うと「犬は運動量が多く、逆に猫は少ない」です。
犬は持久力がすごい
前述している通り、犬は人間の狩りにお供していた動物です。室内犬がかなり増えた現在でも、運動量が必要な犬種がほとんど。そのため、犬は毎日の散歩が必要不可欠となります。
性格によってはいつまでも元気で、飼い主の体力が追いつかないことも。
猫は瞬発力に定評あり
猫は待ち伏せの習性があるので、常にアクティブな猫は珍しいと言えます。運動量は少ない代わりに、瞬発力の高さから驚くような動きを見せることがあります。
健康を維持するために適度な運動は大事ですが、猫の場合はおもちゃで遊んであげるぐらいで十分です。
【シーン③遊びの時間】犬は「口を出し」、猫は「手を出す」
犬と猫は同じ四足歩行の動物ですが、物や獲物を取るときに、差が見られるのも特徴です。犬は口でキャッチする
犬がボールやフリスビーをキャッチする時って、口でキャッチしますよね。前足を使うのはほぼ皆無です。猫は前足でキャッチする
猫は、おもちゃや獲物をキャッチする時、口を使うことはほぼありません。前足でキャッチします。「鎖骨の発達」に理由がある
猫は、鎖骨が柔軟にできているので、前足が自由に動くと言われています。しかし、犬は走ることを得意にしているため鎖骨が退化しており、前足の可動域は限られています。
だから、犬は口でキャッチすると言われています。
【シーン④飼い主への対応】対等に接してくれるのは猫。犬は…
ペットと、同じ目線で遊んであげたい飼い主は多いと思いますが、犬と猫は、人と付き合い方に違いがあります。猫は対等に付き合ってくれる
猫は、警戒心が強く、自立した印象が強いですよね。性格によっては甘えん坊さんもいますが、飼い主と自分がどのような関係性かを意識した動き方はあまりしません。
擦り寄ってきてくれることも多いですが、立場としては気持ちいいほど「対等」です。
犬は順位をつける
犬は「集団の中で自分がどのポジションにいるのか?」を気にする習性があります。そのため「この飼い主は、自分より立場が下だ」と思われると、なかなか懐いてくれません。
場合によっては、飼い主なのに吠えられてしまうこともあるんです。
【シーン⑤お掃除の時間】“あの問題”の差は、犬猫でかなり大きい
ペットを飼うと「ニオイ問題」で頭を悩ませる機会は少なくないですよね。犬と猫の二種だけで比較するなら、この問題については大きな差がでます。
犬は臭いが強い
犬はコミュニケーションをとる上で体臭も利用することもあり、室内で飼うと臭いが発生しやすいのです。したがって、定期的にシャンプーしてあげる必要が出てきます。
猫は臭いが弱い
猫は体臭があまり臭いません。どうしてかというと、もともと「待ち伏せタイプ」で狩りを行っていたからです。体臭がすると、せっかく待ち伏せても獲物に気付かれてしまうので、体臭を出さないようになったと言われています。
「犬派」「猫派」なんて言葉も出てくるほどですから、犬と猫のどちらと暮らすかで悩まれる方は非常に多いのでしょう。
共通しているのは、自分のライフスタイルに合った子と過ごした方が良いという点です。
今回お話した内容も含めて、犬や猫との暮らしを想像していてくださいね。
文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。
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