2018年4月7日

犬におやつは必要?上手に与えるポイントは

犬を飼っていると、ついつい可愛くておやつをあげてしまう人もいます。

しかし、おやつのあげすぎで太ってしまったり、本来食べるべき餌を食べずに栄養不足になってしまうケースもあります。

犬におやつをあげる場合は節度をもってあげるだけでなく、与えていいものかどうか見極める必要があるのです。

おやつは必ず与えた方が良い?

犬と眠る女の子 犬が普段から十分に餌を食べていれば、特におやつを食べさせる必要はありません。

必ず与えなければならないわけではないのです。

ポイントになるのが、おやつは犬にとってご褒美であることです。

飼い主とのコミュニケーションの一つであり、ご褒美をもらいたいからこそがんばることもあります。

おやつを与えるタイミングを工夫すれば、トレーニングにも使えるようになります。

また、際限なく与えてしまえば、ねだればおやつをくれるものと学習してしまいます。

中には本来食べるべきドッグフードを食べなくなり、栄養不足になってしまう犬もいるため注意が必要です。

与えるタイミングや量が大切になります。

おやつを与えるのはいつから?

散歩する犬と男の子 犬におやつをあげたいのであれば、成長にあわせて考える必要があります。

おやつを与えられるようになるのは生後半年を過ぎてからで、あまり早くにおやつを与えてしまうと消化不良の原因になります。

おやつは栄養が少ないものや、偏りが大きいものが多く、ある程度成長してから与える必要があるのです。

また、生後1年を過ぎるまではおやつを与えない方が良いという意見もあります。

生後1年を過ぎるまでは犬の成長が続くケースが多く、カルシウムやたんぱく質、各種ミネラルなど本当に必要な栄養素が多いからです。

栄養バランスで考えればドッグフードの方が優れているため、与えるにしても少量にするなど工夫が必要です。


おやつ選びのポイントは?

向かい合う犬と女の子 おやつにはたくさんの種類がありますが、それぞれに注意点もあります。

たとえば、動物の皮や犬用のガム、動物の骨などのおやつはいつまで噛めるだけでなく、歯垢の除去に役立ちます。

一方でおなかにたまりやすく、餌の食いつきが悪くなるケースでてきます。

おやつを与えた場合はその後の食事の様子までチェックし、あげすぎないように気を配る必要があるのです。

着色料や保存料が使われているおやつも多いため、胃腸が弱かったり、アレルギー体質の犬に与えるのは避ける必要があります。

消化に負担がかかるかどうかなど、犬の体質を考慮しておやつを選ぶのは基本になります。

トレーニングのご褒美におやつをあげる場合は、小分けにできて保存性が高いものを選ぶのがおすすめです。

普段食べさせているドライタイプのドッグフードを利用している人もいます。

おやつ選びの注意点とは

犬を抱いて寝る女の子 犬のおやつ選びで注意したいのは、どれだけ健康に良いものでも与えすぎは良くないということです。

例えば、動物の骨はカルシウムが豊富だから健康に良いと思いがちです。

しかし、実際はカルシウムの過剰摂取で骨折が起こるなど、骨の異常が起こりやすくなるケースも存在します。

一見、健康によさそうなものでも、過剰に与えればマイナスになることがあるのです。

また、一般的な食材にアレルギー反応を起こす犬もいます。豚肉や牛肉、穀物類でアレルギーや消化不良を起こすケースもあります。

異常が見られた場合は病院に連れて行くだけでなく、内容を確認して次に同じことがないように配慮する必要があります。

保存料が入っていないものは冷蔵庫で保管する、早めに与えて使い切るなど悪くしない工夫も必要です。

まとめ

犬のおやつは必須のものではなく、コミュニケーションをはかるためのアイテムの一種です。

栄養を補助するものでもなく、与えすぎれば悪影響になる可能性も考慮する必要があります。

肥満や高血圧など、おやつの与えすぎで病気になりやすくなるケースもあります。

犬の健康に配慮して考えることが、おやつ選びの基本になるのです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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