2018年4月30日

”普段の行動”がカギ?飼い主が犬に嫌われる原因について

愛犬に嫌われているのかと疑う瞬間は、飼い主であれば経験したことがあるかもしれません。

また、改善をしているつもりでも関係の修復ができない場合は、日ごろの行動から見直しが必要になります。

無意識に犬に嫌われる行動を繰り返してしまっているケースも多く、考え自体を改めなければいけないこともあります。

飼い主が嫌われる主な原因

喧嘩中の飼い主と犬 飼い主が嫌われる原因の一つに、気分による行動の落差があげられます。

犬は飼い主を見て様々な物事を学習していきますが、気分によって基準が変われば混乱します。

ある日は褒められたことが、突然怒られるようなことがあれば、信頼関係が築けなくなります。

犬も人間と同じで、飼い主の行動を記憶しています。

犬にとって飼い主はかけがえのない存在であるケースがほとんどで、飼い主を喜ばせるために行動します。

気持ちを裏切られ続けることで、拗ねるだけでなく、飼い主を嫌うことがあります。

犬にとって理不尽な行動を避けるのは基本になります。

犬はニオイや音に敏感で、中にはストレスに弱い子もいますし、嫌がる様子を見て面白がったりすれば当然嫌われます。

暴力的な行為や大きな声や足音を立てることは厳禁です。また、しっかり休める環境を作ってあげる事も大切です。

犬が嫌がることを避けること、表情や行動を見て察してあげることが大切です。

嫌われた時の対策はあるのか

飼い主に叱られている犬 犬に嫌われてしまった場合は、まず行動見直し、コミュニケーションの時間を増やしていく必要があります。

どの程度根に持つかは、犬の性格で変わります。

一緒に散歩をしたりドッグランで走ったりすればすぐ忘れる犬も居れば、なかなか心を開いてくれない子も居ます。

一度信頼関係を損ねると、関係の修復に時間がかかるケースがあります。

とくに、長年にわたって犬が嫌がる行動を繰り返していた場合は、関係の修復が難しくなります。

気持ちに応えてくれないからと叱る、厳しい態度で接すると逆効果になります。

しつけは必要ですが、過剰なしつけが犬にとって暴力になっていることもあります。

犬の個性を尊重しながら、地道に行動することが大切です。


普段からできるコト

飼い主に撫でられる犬 犬は飼い主のことを良く見ています。

犬に接する時に感情をストレートに出すことは良い部分と悪い部分があります。

犬にも感情があるため、ストレスをかける行動をかけ続ければ嫌われる原因になります。

犬に好かれたいのであれば、まず自分の感情表現を見直し、適切な形に修正する必要があります。

群れのリーダーに従う本能があるので、犬は自分よりも上位のものに冷静さや一貫性、統率力を求めるため、犬の期待に応える必要も出てきます。

物事の基準を統一することは重要です。

自分の基準がしっかりしていても、家族に普段犬の世話を任せている場合、犬が自分以外の基準を覚えてしまう場合があります。

家族になついている場合は飼い主の優先順位が下がり、行動の説得力が薄れるケースも出てきます。

このことから、しつけなどは家族と話し合った上で、統一する必要があります。

犬の行動の変化は、感情の変化を伴うことが多いので、犬の表情を観察して、行動の変化の理由を察することが大切です。

日頃から犬の気持ちを察する工夫をしていれば、何を嫌がるかもわかりやすくなります。

積極的にコミュニケーションをとることが、信頼関係の構築に重要です。

まとめ

飼い主と散歩をする犬 犬は自由に生きているように見える時がありますが、飼い主には一貫性を求めます。

飼い主の行動を学ぶことは犬が社会性を身につける上で重要なことであり、生きる喜びをえる重要な手段になっています。

飼い主の行動に矛盾があれば、それだけ信頼関係が損なわれます。

犬と接するには理性が必要で、感情に任せて叱らないようにしましょう。

常に自分の行動を見直す冷静さも必要で、犬に嫌われないための重要な要素になっています。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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