2018年2月5日

犬が鼻を鳴らすのは苦しんでいる?鳴らす理由と特徴について

犬は突然、鼻を鳴らしはじめることがあります。

フガフガしていると苦しそうにも見えますし、飼い主としては、何かをしてあげないといけないか、と心配になる方もいるのではないでしょうか。

犬が鼻を鳴らす理由やフガフガしやすい犬種、病気の可能性などについてご紹介します。

犬が鼻を鳴らす理由とは?

パグが床の上で寝転んでいる様子 犬は感情が高ぶった際に、鼻を鳴らすことがあります。

遊んでいる最中に鼻を鳴らしているのは、嬉しさから興奮しているといえます。

また、何かを要求しているサインとして鼻を鳴らす場合もあります。

部屋でリラックスしているときに近くで鼻を鳴らしていたら、それは「甘えたい」「構ってほしい」という気持ちの表れの可能性があります。

反対に、ネガティブな感情になっている際に、鼻を鳴らすこともあります。

具体的には、お腹が減っている、ストレスが溜まっている、運動不足などの状態に見られます。

日頃から愛犬の様子を観察して、なぜ鼻を鳴らしているか察してあげられるようにしましょう。

鼻をフガフガしやすい犬種

芝生の上にシーズーが伏せている様子 鼻をフガフガしやすいのは、マズルが短いブルドッグやシーズー、パグ、ペキニーズなどの犬種です。

これらの犬種は喉の奥にある、「のどちんこ」が他の犬種に比べて大きく発達しています。

そのために空気の通り道が細くなり、結果としてフガフガすることが多くなります。

また犬種ではありませんが、肥満気味の犬も鼻をフガフガしていることがよくあります。

これは首の周りに脂肪が付き過ぎたことによって気道が狭くなってしまっていることが原因だといわれています。


鼻をフガフガするのは病気の可能性も

飼い主が犬を撫でている様子 犬が鼻を鳴らすのは感情表現である場合もありますが、病気のサインである場合もあります。

ここでは犬が鼻を鳴らしているときに病気の可能性がある症状を一部ですが、紹介します。

頻繁に鼻を鳴らす

通常のくしゃみとは逆に、息を吸い込みながらくしゃみと似た動作をします。

このときに鼻から息を吸い込むため、フガフガという音がします。

この仕草の原因は分かっていませんが、アレルギーのある犬は比較的多いといわれています。

気になる方は動物病院で相談してみるといいかもしれません。

呼吸を苦しそうにしている

苦しそうに鼻をフガフガさせていたら、病気の可能性もあります。

小型犬がなりやすく、気管が潰れて呼吸ができなくなります。

軽い咳程度の症状から鼻を鳴らしていて、苦しそうに鼻を鳴らしていたら動物病院に連れていって獣医師に診察してもらいましょう。

乾いた咳と共に

乾いた咳と共に鼻を鳴らしている場合も、病気の可能性があります。特に、シニア期の小型犬に多く見られます。

病気が発症しやすいので注意が必要な仕草です。

こちらも、様子がおかしいと感じたら、迷わず動物病院に連れて行ってあげてください。

まとめ

床の上に飼い主と犬が寝転び仲良くしている様子 鼻をフガフガしていても、心配が必要ない場合も多いですが、病気の可能性もあります。

頻繁に鼻を鳴らしている、長時間にわたってフガフガと苦しそうにしている、

上記のような症状や、体調を崩している時に見られる症状と共に鼻を鳴らしている場合は、獣医師に診察してもらうようにしてあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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