2018年1月14日

犬が嫉妬した時にみせる7つの行動

犬も人間と同じように嫉妬という感情を持っています。

しかも、飼い主に振り向いてもらうためにわざと問題行動を起こしたりと、不器用なアピールの仕方をする子さえいます。

今回は犬が嫉妬した時にみせる行動と、その理由について解説していきます。

赤ちゃんに嫉妬する「僕のこと忘れてない?」

赤ちゃんと男性の間に割り込むゴールデンレトリバー よく聞くのは、家族に赤ちゃんが加わった時に犬が嫉妬するケースです。

飼い主の意識が赤ちゃんに集中していることを察して、嫉妬から赤ちゃんに対して唸る、吠えるなどという行動を見せることもあります。

人間の子どもでさえ、突然妹や弟ができると戸惑うものです。

言葉で説明してもらうことが出来ない犬の場合、その不安はさらに大きいものなのでしょうね。

飼い主と会話する人に嫉妬 「ちょっと、その人だあれ?」

散歩中に出会った知人や、家に招かれた来客、飼い主の恋人など……とにかく大好きな飼い主が誰かと親しく話していると、その間に入って邪魔をするという行動も見せる子も多いようです。

顔を舐めて気を引こうとしたり、感情表現が激しい子なら話し相手に吠えついたりと、強く嫉妬することもあります。

頻繁に会う人なのであれば、おやつを直接与えてもらうなど積極的に犬と触れ合ってもらって「愛犬も会いたい人」にすることが理想です。


自分以外の動物や物に攻撃的になる「皆ライバル!」

撫でられているフレンチブルと、それを見ているフレンチブル 知人の犬を飼い主を撫でた時や、家で一緒に飼われている別の動物に嫉妬してしまうという話もよく聞く一例です。

かなりのヤキモチやきな犬の場合は、飼い主が頻繁に使っている”物”にさえ嫉妬することもあります。

そこまで自分を気にしてくれているのは嬉しいことですが、問題行動につながるとなれば複雑な気持ちですよね。

攻撃的な態度が頻繁に見られるようであれば、犬も嫉妬心で疲れている可能性があります。

そんな時は、周りの飼い主さんや、ドッグトレーナーなどの専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

自分が生んだ子犬に嫉妬「私よりその子たちが好き…?」

犬は子犬を守ろうとして飼い主にさえ触らせたがらない、というケースは多いですよね。

しかしその逆で、飼い主が子犬ばかり構うことが悲しくなり、自分が生んだ子犬に嫉妬する犬も稀にいるそうです。

「自分にとっても大事な子どもだけど、飼い主が自分よりも子犬を優先する様子は複雑……」というジレンマに悩んでいるのかもしれません。

嫉妬心から子犬を疎むような様子を見せた時は、注意深く観察してしっかり心身のケアをしてあげてください。

周囲にある物にあたる「これでスッキリするしかない!」

ぬいぐるみをくわえている犬の周りに綿が散らばる様子 嫉妬が破壊衝動として表面にでる犬もいます。

近くにあるクッションや枕などを口にくわえて頭を強く振り、食いちぎるような行動を見せる場合もあります。

また、壁紙を引っ掻いて傷つけたりする場合もあります。

こうした問題行動の理由を見分けるのは非常に難しいですが、前後の自分の行動パターンなどを思い出してみて下さい。

誰かが訪ねてきている時や、決まった人物と接している時にそうした行動が見られるのであれば、嫉妬心が原因の問題行動である可能性が高いです。

飼い主の指示に従わない「今は言うこと聞けない!」

犬も人間のように“すねた”行動をとることがあります。嫉妬により気分が悪くなったり、怒りがこみ上げてきた際に飼い主を無視し始める犬もいるのです。

この場合は怒っても逆効果なので、そっとしておくしかありませんね。機嫌をなおして近づいてきた時に、しっかりかまってあげてください。

わざと”粗相”をする「困るのを知っててやっちゃう!」

普段は教えられた場所できちんとトイレをするのに、嫉妬してヘソを曲げ所定の場所以外でわざと粗相するということもあります。

自分以外の何かに夢中になっている飼い主に構ってほしくてやっているのですが、嫉妬からの行動だと気づいてもらえることは少ないでしょうね。

おもちゃを持って周りの様子をうかがっているハスキーの子犬
犬も人間のように嫉妬しますし、その腹いせのような行動をみせることもあります。

もちろん度が過ぎた行動であればやめさせなければいけませんが、強く怒らないようにしてあげて下さい。

「ああ、ヤキモチをやいたんだな」と気づいてあげられれば、飼い主さんも落ち着いた気持ちで対処できますよね。

嫉妬による問題行動は、ゆっくりと改善を目指していきましょう!

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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