2018年4月14日

犬は『飼い主の子ども』に対して嫉妬する?

嫉妬という感情を経験した事がある人は少なくないでしょう。

犬も同じく、大好きな人や物を奪われたときに嫉妬するという研究結果が発表されました。

ここでは、犬が嫉妬する状況、犬を嫉妬させない対策法についてご紹介します。

犬は赤ちゃんに嫉妬する?

シーツの上に寝転ぶ赤ちゃんと犬 赤ちゃんが生まれたときに、犬が嫉妬したという経験を持つ飼い主は少なくありません。

これは、赤ちゃんが生まれた事で、自分に向けられていた愛情が赤ちゃんに奪われたように感じてしまうからです。

犬にとって、赤ちゃんは後から現れた新参者で、先に住んでいたのは自分です。

飼い主の注目が赤ちゃんばかりに向き、複雑な気持ちになってしまうのは仕方がないかもしれません。

ただし、ほとんどの場合、犬が赤ちゃんに嫉妬するのは一時だけのことです。

生まれたばかりの赤ちゃんは犬より小さいこともありますが、あっという間に成長して犬よりも身体が大きくなります。

そうすると赤ちゃんを自分より下の存在として見ることがなくなり、家族の一員として認めるという説もあります。

このように、赤ちゃんの成長に連れて犬と赤ちゃんの関係性も徐々に変化していきます。

犬が赤ちゃんに嫉妬しているうちは大変なこともありますが、犬と赤ちゃんが良い関係を築けるようにしっかりサポートしてあげましょう。

家に迎えた二匹目の犬に嫉妬する?

芝生で犬を抱きしめる飼い主 犬が嫉妬するのは、赤ちゃんだけではありません。

新しく二匹目の犬を迎えたときにも、飼い主を取られたように感じて嫉妬することがあります。

新しい犬が同じ家で暮らすことは、犬にとっては平和な環境が破壊されたのと同じことです。

先住犬に友達を作るために新しい犬を迎える人もいますが、二匹目に嫉妬するかもしれないということは覚えておいた方がいいでしょう。


犬が嫉妬させないための対処法

犬が舌を出している様子 犬の嫉妬を放置していると、噛む、吠えるなどの問題行動に発展しかねません。

ここでは、犬が嫉妬させないための対処法をご紹介します。

赤ちゃんが生まれる場合

産前産後には、慌ただしくなる事もあり、愛犬を預ける家庭も少なくありません。

しかし、この行動よって犬はより嫉妬しやすくなるという説があります。

環境が元に戻った時に、いきなり赤ちゃん中心の生活が待っていたら、面白くないのかもしれません。

可能であれば、産前産後もできる限り自宅で過ごさせるようにしましょう。

また、赤ちゃんと犬を無理やり仲良くさせようとするのは逆効果だと言われています。

万が一の場合、犬が赤ちゃんを噛んだり引っ掻く可能性があります。

赤ちゃんと犬の部屋を別々にすることで、犬に自分のテリトリーを与えて安心させてあげましょう。

二匹目を迎える場合

二匹目を飼いだした場合、嫉妬をするのは先に住んでいた「先住犬」です。

新しく飼い始めたのが子犬だと構う事が多くなりやすいですが、犬にとって序列は大切なものです。

基本的に、先住犬を優先するようにしましょう。

撫でるときなども、先住犬を先に撫でてあげましょう。

また、二匹目と遊んでいるときに先住犬が寄ってきたときは遊びを中断して先住犬を構ってあげましょう。

これを繰り返すことで犬たちの中で「先住犬が上」という認識ができ、嫉妬したりすることもなくなります。

大切なのは犬に対する愛情を示すこと

犬が赤ちゃんや二匹目に嫉妬するのは、自分の飼い主を取られたと思い込んでしまうからです。

しかし、飼い主の愛情が自分に注がれているということを認識できれば犬も嫉妬をしなくなります。

特に、赤ちゃんが生まれた時は忙しくなりますが、少しの時間でもいいので愛犬を構ってあげて愛情を伝えるようにしてください。

まとめ

草むらの上で抱きしめ合う飼い主と犬 犬がやきもちを焼いて拗ねている姿は、飼い主からすると可愛らしいかもしれません。

しかし、これを放置していると犬の不満が爆発してしまいます。

不満から問題行動を起こすこともあるので、犬には常に変わらない愛情を注いであげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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