2018年11月3日

「愛犬に尊敬されてない?」と悩む飼い主さんが確認すべき4つのこと

「他の家族と自分への態度が違う」「しつけがまったく上手くいかない」

こういった悩みから、愛犬が自分を飼い主と認めていないのではないかと考える飼い主さんはたくさんいるようです。

今回は、そんな時に愛犬との関係を見直す4つのポイントを紹介します。

【チェック①】愛犬に対して気分屋な態度をとっていないか?

飼い主におやつをもらっているトイプードル 人間同士でのコミュニケーションでもそうですが、感情的になり長時間怒鳴り散らす人をなかなか尊敬することはできませんよね。犬も同じです。

もしなにか悪いことをしても「ダメ!」と一言で叱り、後は普段通り接するようにしましょう。

長く叱り続けても犬は理解できません。

すると「この人はなぜか怒ってばかりの楽しくない人だ」と思い、尊敬以前の問題となってしまうのです。

過去に同じことをやっての怒らなかったのに今日は怒る、なんて一貫性の無さも犬にとっては負担になります。

【チェック②】嫌がるモノ・コトを近づけていないか?

大きな音のする雷や他の犬など愛犬が怖がりそうなものがある場合には近くに寄り添ってあげるようにしてください。

反応が面白いから、といって嫌がる物に近づけたりしないようにしましょう。

また、意外と多いのが内向的な性格のワンちゃんに他の犬との接触をさせようとする行為。

飼い主さんにとっては「良かれと思って」の行為なのですが、犬によっては大きなストレスになる場合もあるのです。

社会化は正しい知識をもって取り組まないと、犬を神経質にする結果となってしまいます。


【チェック③】アイコンタクトがしっかり取れるか?

飼い主に抱かれているトイプードル 散歩の時や何気ないときでも一日に数回は愛犬の名前を呼び、眼と眼を合わせるアイコンタクトをするようにしましょう。

犬にとって視線を交わすということは信頼の証でありとても大事なことです。

もし散歩中に愛犬がこちらを見てくれないという場合には信頼されていないという可能性があります。

散歩中によくこちらを見上げてくれるという場合には尊敬されていると思っても問題ないはず。

アイコンタクトがとれる割にしつけが上手くいかない、という場合は意図がしっかり伝わっていないのかもしれません。

また、アイコンタクトが出来るようになるには日常的に名前を呼ぶ機会をつくることが大切ですが、叱る際には名前を呼ばないよう注意しましょう。

名前を呼びながら叱ってしまうと、名前を呼ばれることと嫌な記憶の結びつきができてしまい、アイコンタクトがむずかしくなります。

【チェック④】一緒に行動する場合は飼い主が先ですか?

食事やどこかに出かけるなど愛犬と一緒に行動することがありますよね。その際に何をするにもまずは飼い主が先だ、という共通認識があると良い関係性が築きやすくなります。

食事はもちろん出かける場合に先に家を出るのも飼い主が先になるようにしてください。この時先に飛び出そうとする犬には「待て」ができるように覚えさせましょう。

待てを覚えることができたならば、飼い主の言うことを聞く余裕があるということでもあります。

飼い主の方を見つめているトイプードル 愛犬との関係性を見直すポイントを紹介しましたが「絶対に飼い主が先じゃないとダメ!」と根詰める必要はありません。

全体を通して、飼い主が犬を“混乱させる存在”とならないことが重要なのです。

犬が理解しやすい飼い主であること、また犬が混乱しないようルールを一貫してあげること。

そうすれば、犬は安心して頼れて、尊敬しあえる関係性に自然となれるはずです。

「そう意識していても上手くいかない…」

悩みながら接する期間が長くなるほど、犬も居心地が悪いはずです。

そんな時は周りに相談してみるのもひとつの方法ですよ!

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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