2018年1月12日

犬が顔を舐める理由4選

犬が近付いてきて、顔をペロペロ舐めてくる。とても愛されてるな…と感じるかもしれません。

確かに噛むのではなく、舐められてると思うとそう感じるのは無理もありません。

しかし、必ずしも好きだという感情だけで舐めてる訳ではないのです。

今回は、犬が飼い主の顔を舐める理由について解説します。

顔を舐める理由①自分より上のものに対する挨拶

犬に顔を舐められる女性 犬が飼い主の顔を舐める理由として、オオカミの血を引いているからと言われてます。

オオカミは集団で行動する生き物です。集団で行動するという事は、必ずリーダーや序列が出来るのです。

そして強いオオカミに対する挨拶が顔を舐めるという行為なのです。

それと同じで、犬は自分より序列が上である飼い主の顔を本能的に舐めてしまうのです。

それは同時に「自分はあなたより下ですよ」という気持ちの表れでもあるのです。

「だからこれからも私の事守ってくださいね」という信頼の証でもあります。

因みに顔ではなく口を舐める行為も同じ理由です。

顔を舐める理由②お腹がすいている

飼い主の顔を見上げるゴールデン これもオオカミの習性によるものです。

オオカミの子供は親が狩りから帰ってくると、口の周りを舐めてご飯を要求します。

その要求を感じた親は取ってきた餌を吐いて離乳食として食べさせます。

この習性を受け継いだ犬は、飼い主の口や顔を舐めて餌を要求しています。

特に毎日同じ時間に舐められてる場合はその可能性が高いです。

しかし、室内で飼っている犬は顔を舐めれば餌やおやつが貰えると思い、くれるまで舐め続けるものもいます。

それによって、可哀相、しつこいといった理由でおやつをあげてしまう人もいます。

しかし、そうなると肥満や病気の原因になってしまうので可哀相だと思ってもグッと我慢してください。

因みに犬は頭が良く、甘えたらおやつをくれる人をすぐに覚えます。

心当たりがある方は注意してくださいね。


顔を舐める理由③純粋に好きだから

仰向けになって両手挙げる白い犬 純粋に犬が人の事が好きだから。これは人間にとっても嬉しい理由ですね。

犬は生まれた時は母犬に愛情を求めます。

甘えん坊な子、やんちゃな子、大人しい子、様々な性格の犬がいますが母に対する愛情はどの子も同じなのです。

母犬も同じくらい自分の子を愛しています。

そして子犬は、ある程度成長したら母犬から離されて、新しい飼い主の元にいくのです。

今まで居た環境の変化や母犬から引き離されて最初は緊張や不安で懐かない事もあります。

夜泣きやトイレの失敗など飼い主にとってもストレスの溜まる日が続くかも知れません。

しかし、そこを根気強く犬のために頑張り信頼関係を築くにつれて、犬はその飼い主に母犬と同じくらいの愛情を注ぐようになります。

それを表現した行動が顔を舐めるという事なのです。

「大好きだよ。」「ずっと一緒にいようね。」「私もそばにいるね。」など、言葉を話すことができない犬にとって、最大の甘え方なのかもしれませんね。

顔を舐める理由④不安による行動

窓から遠くを見つめる犬 手でどかしてもしつこく舐めてくる犬がいますよね?餌でもトイレでもないのにひたすら舐めてきます。

実はこれ不安な気持ちを落ち着かせようとしている行為なのです。

犬は人間と同じで、嫌な事があったら負のループに嵌ってしまい、不安な気持ちでいっぱいになるのです。

そこで人の顔を舐める事によって心のバランスを取ろうとしてるのです。

余りにしつこく舐めてきたら飼い主さんは「やめて!」と言うのではなく「どうしたの?」と優しく声をかけ不安になっている理由を探してあげましょう。

まとめ

如何だったでしょうか?犬が顔を舐めるには様々な理由があります。

言葉を話せない犬が行える数少ない感情表現なので、上に挙げた例を参考に、犬の意図を理解してあげられるようにしてみてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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