2017年11月13日

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの魅力から歴史まで

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、かわいらしい外見と人懐っこい性格が魅力の犬種です。

今回は、そんなイングリッシュ・コッカー・スパニエルについてまとめました。

飼育を考えている人はぜひ参考にしてくださいね。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの歴史

地面に伏せるイングリッシュコッカー イングリッシュ・コッカー・スパニエルの祖先は、イングランド土着の犬種であるランド・スパニエルだといわれています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルとランド・スパニエルは同じ犬種として扱われていましたが、1892年から小型サイズの個体はイングリッシュ・コッカー・スパニエルとして分類されることになりました。

その後アメリカに渡ったイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、愛玩犬として求められる特徴をもつように改良を重ねられました。

猟に必要な長いノズルは短くなり、見た目を重視した被毛になり、サイズも小さくなりました。

しかし、これに良しとしなかったのがイギリスです。

結局、アメリカで改良された個体はアメリカン・コッカ―・スパニエルとして区分されることになりました。

日本においてはイングリッシュ・コッカ―・スパニエルは「インギ―」、アメリカン・コッカ―・スパニエルは「アメコカ」と呼ばれています。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴・性格・飼い方

こちらを見上げるイングリッシュコッカー ここではイングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴や性格、飼い方などをご紹介します。

豊富な毛色のバリエーションが特徴

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの大きな特徴は、毛色の種類の多さです。

実に20種類以上の毛色があり、大きくソリッドカラーとパーティーカラーの2種類に分けられます。

主な毛色としては、ブラック、ゴールデン、ブラック・アンド・ホワイト、ブラック・アンド・タン、オレンジローン、レッドなどがあります。

性格は明るくフレンドリー

イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、明るくフレンドリーな性格で子どもとも仲良くできます。

また甘えん坊でお茶目、好奇心が強いのも特徴です。

家族に対して非常に愛情深く放っておかれるのを嫌がるので、室内飼いするようにしましょう。

かなりの運動量が必要

イングリッシュ・コッカー・スパニエルはアメリカン・コッカ―・スパニエルとは違い、猟犬としての気質をそのまま残しています。

そのためかなりの運動量が必要なので、1日に最低でも1時間は散歩させましょう。

また、ドッグランなどに連れて行って思い切り走らせると喜びます。


イングリッシュ・コッカー・スパニエルがかかりやすい病気

こちらの様子をうかがうイングリッシュコッカースパニエル イングリッシュ・コッカー・スパニエルは遺伝性疾患が多いことで知られる犬種です。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルを飼うときにはかかりやすい病気を把握し、早期発見・早期治療を心掛けることが大切です。

聴覚障害・視覚障害

毛色が白の混ざった霜降り状の犬は、聴覚障害や視覚障害になりやすいといわれています。

緑内障や白内障、進行性網膜萎縮症、外耳炎などの病気に注意してください。

先天性激怒症候群

別名レイジ・シンドロームとも呼ばれる病気で、大人しい性格の犬がいきなり攻撃的になります。

ソリッドカラーの犬がこの疾患にかかりやすいといわれています。

股関節形成不全

股関節形成不全もソリッドカラーの犬が患いやすい病気で、股関節に異常がある状態のことを指します。

股関節形成不全になると歩行時に腰が振れる、運動を嫌がる、後ろ足が折りたためないなどの症状が出ます。

まとめ

親子3頭のイングリッシュコッカー 家庭犬向きの性格をしているイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、きちんとしつければ最高のパートナーになってくれます。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルを飼ったら、かかりやすい病気に注意しながら楽しい毎日を送ってくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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