2017年11月24日

チベタン・スパニエルについて

チベタン・スパニエルはチベット原産の小型犬で、愛嬌のある顔とフサフサの尻尾が特徴的な犬種です。

ここでは、そんなチベタン・スパニエルの歴史や特徴、飼い方、しつけの方法などについてまとめました。

飼ってみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

チベタン・スパニエルの歴史

コチラを見るチベタン・スパニエル チベタン・スパニエルはとても歴史の長い犬種で、紀元前1000年頃には既に存在したと考えられています。

原産地はチベットで、チベット仏教とも関連が深いと考えられています。

そんなチベタン・スパニエルがイギリスに渡ったのは1898年のことです。

しかし、繁殖が難しい犬種であることもあり世界的にみても数が少ない犬種でした。

そんなチベタン・スパニエルは、イギリスでは1960年代、アメリカでは1980年代になってやっと正式に犬種登録が行われました。

なお、ペキニーズやラサアプソ、シーズーなどはチベタン・スパニエルをもとに作出された犬種です。

チベタン・スパニエルは人気ではこれらの犬種に追い抜かれてしまいましたが、一部には熱心な愛好家がいるようです。

チベタン・スパニエルの特徴

走るチベタン・スパニエル チベタン・スパニエルは体高25㎝前後、体重4~7㎏の小型犬です。

マズルが短くペチャっとした顔立ちで、独特の愛らしさがあります。

被毛は長毛のダブルコートで、毛色はレッド、フォーン、ブラック、ゴールド、セーブル、ブラック&タン、トライカラーなどがあります。ふさふさとした巻き尾も特徴的です。


チベタン・スパニエルの飼い方

花に囲まれたチベタン・スパニエル 小型犬なので、中型犬や大型犬ほどがっつりと運動させる必要はありません。

散歩をするときは毎日1~2回、1回あたり20~30分を目安に行うとよいでしょう。

また、ダブルコートですが小型犬のため抜け毛はそれほど多くはありません。

週に2~4回ほどの頻度でブラッシングを行うようにしてください。

チベタン・スパニエルの性格としつけ

緑の上に座るチベタン・スパニエル 家族に対しては愛情深く可愛らしい面を見せてくれるチベタン・スパニエルですが、知らない人に対しては心を許さず警戒心をあらわにします。

また、頑固でプライドが高いのもチベタン・スパニエルの特徴です。

そのためしつけは簡単ではなく、子犬のうちから根気強くしつけを続けることが大切になります。

小型犬でペチャっとした顔のチベタン・スパニエルは大変愛くるしくたっぷりと可愛がってあげたくなりますが、しつけのときには心を鬼にして毅然とした態度で接する必要があります。

愛情を与えつつも、わがままは通用しないということをわからせなければいけません。

なお、チベタン・スパニエルが悪さをしたときに怒鳴りつけることはおすすめしません。

悪さをすると飼い主に構ってもらえると思い、行動が悪化することがあるためです。

叱られてへこたれるタイプの犬種ではないということを覚えておきましょう。

成犬になってからしつけを行うのは非常に大変なので、子犬のときのしつけが重要になります。

チベタン・スパニエルを飼うときには、子犬を迎える前にしつけについてしっかり学ぶことをおすすめします。

まとめ

芝生の上のチベタン・スパニエル チベタン・スパニエルは日本ではあまり見かけない犬種で、飼っている人はほとんどいません。

しかし、愛らしさ満点のとても可愛らしい犬種です。

適切にしつけを心掛ければ、きっと素敵な家庭犬になってくれるはずですよ。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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