2017年12月12日

ドゴ・アルヘンティーノについて

犬が好きな人でも「ドゴ・アルヘンティーノ」をご存知の方は少ないのではないでしょうか。

ドゴ・アルヘンティーノはアルゼンチン原産の大型犬で、最強の獣猟犬ともいわれています。

その高い能力から、軍用犬や護衛犬、警察犬などとして人間に使役しています。

ここではそんなドゴ・アルヘンティーノについてまとめました。

ドゴ・アルヘンティーノの歴史

ドゴ・アルヘンティーノが海の近くを歩いている様子 ドゴ・アルヘンティーノはアルゼンチン原産の犬種で、ドゴ・アルベンティーノ、アルゼンチン・ドゴ、アルゼンティニアン・マスティフなどとも呼ばれています。

その歴史は比較的新しく、1925年頃に優秀な闘犬をを求めてマルティネス兄弟が作出しました。

ドゴ・アルヘンティーノの作出には、コルドバ・ドッグにボクサー、グレート・デン、アイリッシュ・ウルフハウンド、ボルドー・マスティフ、グレート・ピレニーズなど多くの犬種が用いられました。

始めは闘犬として作出されたドゴ・アルヘンティーノでしたが、その後は猟犬にするための改良がなされ、イノシシやピューマなど大きな動物の狩猟において活躍しました。

さらに護衛犬としても優れた能力を発揮し、活躍の場を広げていきます。

原産国のアルゼンチンをはじめとした国々では人気の犬種であるドゴ・アルヘンティーノですが、どんな相手にも恐れない闘争心の持ち主でもあるので、日本では一般的と呼ばれるほどは飼われていません。

飼いやすい犬種とはいえず、飼い主としての技量が求められる犬種としても知られています。

ドゴ・アルヘンティーノの性格

ドゴ・アルヘンティーノが飼い主に撫でられて寝転んでいる様子 いかにも強面のドゴ・アルヘンティーノですが、しつけ次第では理想的な家庭犬になってくれることもあります。

そんなドゴ・アルヘンティーノの性格の特徴をご紹介します。

飼い主に対する忠誠心が強い

ドゴ・アルヘンティーノは飼い主に対して深い愛情と強い忠誠心を持ちます。勇敢さも兼ね備えているので、番犬が欲しい人にはぴったりの犬種です。

明るくて甘えん坊

強そうな見た目とは裏腹に、ドゴ・アルヘンティーノは明るく甘えん坊です。天真爛漫で家族に対してフレンドリーです。

一度噛みつくと離さない

優れた家庭犬になる素質を持っているドゴ・アルヘンティーノですが、やはり最強の獣猟犬の一角といわれるだけあって攻撃的な一面もあります。

他犬種とも必ず仲良くなれるような性格ではないので、多頭飼いは控えたほうが良いでしょう。


ドゴ・アルヘンティーノの飼い方

ドゴ・アルヘンティーノの子犬が芝生の上を走っている様子 ドゴ・アルヘンティーノを飼うのは、愛玩犬として進化を遂げた小型犬を飼うのとはまるで異なります。

ドゴ・アルヘンティーノを飼うときのポイントをご紹介します。

しつけ

成犬になったドゴ・アルヘンティーノの顎の力はすさまじく、500㎏以上の力で噛むといわれています。

そのため、他の人や犬と事故を起こさないように子犬のうちから、しっかりとしつけることが大切です。

飼育に自信がない方は、しつけ教室などに通うようにしましょう。

また、ドゴ・アルヘンティーノが生まれながらに持つ警戒心を和らげる必要があるので社会馴致も重要になります。

子犬の頃から、積極的にたくさんの人や動物と接する機会を作ってあげてください。

運動

大型犬であり猟犬であるドゴ・アルヘンティーノはやはりスタミナがあり、かなりの運動量が必要になります。

運動への欲求を十分に満たせるように、たっぷりと運動させてあげてください。

運動不足でストレスが溜まると性格も荒れやすいので注意が必要です。

まとめ

ドゴ・アルヘンティーノが芝生の上を寝転んでいる様子 ドゴ・アルヘンティーノは強くて勇敢な猟犬でありながら、愛情深くて甘えたがりな一面もある性格です。

決して簡単に飼うことのできる犬種ではありませんが、ドゴ・アルヘンティーノならではの魅力の虜になってしまう人もいることでしょう。

ドゴ・アルヘンティーノを飼うときには、最高のパートナーに育ってくれるように、しつけや社会馴致を怠らないようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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