2017年12月24日

プチブラバンソンについて

プチブラバンソンは丸くて大きな目が可愛らしいベルギー原産の犬種です。

日本では見かけない犬種ですが、とても飼いやすい性格をしています。

ここではそんなプチブラバンソンについてご紹介します。

プチブラバンソンの歴史

プチブラバンソンが芝生の上で伏せている様子 プチブラバンソンはベルギーで生まれた犬種で、その前身はスムージーという小型犬です。

スムージーは、家畜の餌や穀物を狙うネズミを退治する狩猟犬として人間に使役していました。

スムージーがドッグショーに出展された1880年をきっかけに、スムージーは「グリフォン・ブラッセル」として正式に登録がなされました。

ベルギー王妃であったマリー・アンリエットがこの犬種に興味を示したこともあり、グリフォン・ブラッセルの人気は瞬く間に広まっていきました。

そして、この頃からグリフォン・ブラッセルと他の犬種との交配が進められるようになりました。

ここから数種類の犬種が生まれましたが、このうちパグの影響を最も強く受けた犬種がプチブラバンソンです。

なお、この名前はベルギーの地名である「ブラバント」が由来となっているそうです。

プチブラバンソンの特徴

プチブラバンソンが二匹並んでいる様子 プチブラバンソンは体高約20㎝、体重3.5~6㎏で超小型犬に分類されます。スクエアの体型をしており、短いマズルが特徴的です。

被毛はごわごわとしたラフと光沢のあるスムースの2種類があり、毛色はブラック、レッド、ブラック&タンなどがあります。

性格は活発で好奇心が強く、穏やかで愛情たっぷりです。飼い主に対して忠誠心があり、子どもや他のペットにもフレンドリーです。

マイペースなところがあるので誰とでも仲良くするわけではありませんが、攻撃的になることはほとんどありません。

こういった面でも安心して飼える犬種だといえるでしょう。


プチブラバンソンの飼い方

プチブラバンソンが芝生の上を駆けている様子 プチブラバンソンは珍しい犬種ですが、飼いやすいので家庭犬としておすすめです。

ここではプチブラバンソンを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

活発な性格ではありますが、超小型犬のため運動量はそこまで必要ありません。散歩は1日20分を目安に行ってください。

被毛のケア

短毛で身体も小さいため、被毛のケアは手間がかかりません。

ブラッシングやシャンプーを定期的に行うようにしてください。同時に皮膚の状態もチェックするようにしましょう。

しつけ

プチブラバンソンは頭がよく飼い主に対して忠誠心があるため、しつけは比較的入りやすいといえます。

しかし、頑固なため厳しく叱りつけるのは逆効果です。褒めながら気長にゆっくりとしつけを行うとよいでしょう。

飼育環境

プチブラバンソンは短毛のため寒さに強くありません。寒い冬の時期には散歩のときはもちろん、家の中でも服を着せてあげるとよいでしょう。

また室内の温度管理にも気を配ってください。

プチブラバンソンの病気と寿命

プチプラバンソンが遠くを見つめている様子 プチブラバンソンはパグやシーズーなどと同じ短頭種であり、軟口蓋過長症になりやすい犬種です。

呼吸が苦しそうだと思ったら病院に連れて行くようにしましょう。

また小型犬に多い膝蓋骨脱臼にもなりやすいので、高いところから落下したりしないように注意してあげてください。

またプチブラバンソンは肥満体型になりやすい犬種です。人間と同様に肥満はあらゆる病気の原因になるので、バランスの良いドッグフードを与えるようにしてください。

特に高齢になってからは体重管理に気を配るようにしましょう。

プチブラバンソンは超小型犬のため比較的寿命が長く、平均寿命は12~15年ほどだといわれています。元気で寿命を全うできるように、しっかりと健康管理をしてあげてください。

まとめ

プチプラバンソンがブルドッグと並んでいる様子 プチブラバンソンはデリケートな部分もありますが、温和で愛情深い性格なので飼いやすい犬種だといえます。

小型犬を飼いたいと考えている人は、プチブラバンソンも検討してみてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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