2019年3月12日

怒ってない時も?犬が唸る5つの理由

犬が「怒っているとき」にうなるのは、理由がわかりやすいですが、怒っているとき以外でうなるときには、どんな理由があるのでしょうか?

犬が「怒っているとき」以外でうなるときの3つの理由としつけ方について紹介したいと思います。

犬がうなる理由① 要求をアピールしている

リードをくわえるジャックラッセルテリア
犬は「お腹が空いた」「ごはんが食べたい」「散歩に連れて行ってほしい」という要求があるときに、飼い主に自分の要求をアピールするためにうなることがあります。

飼い主が思い通りに動かないことに対する不満、誘導のために唸りをあげることも。

この要求に答えてしまうと、犬は、うなれば要求が通ることを覚えてしまい、わがままになってしまいます。

わがままにならないためにも、要求をその都度通さないように気をつけましょう。

散歩の時間やごはんの時間をしっかり決めて、それ以外のときの要求は無視するようにしましょう。

犬が要求の手段として「唸り声」を用いても意味がない、と学習することが大切です。

犬がうなる理由② 周囲を警戒している

犬がうなる理由に、警戒心や恐怖心があります。犬はもともと警戒心が強く、自分の知らない人にうなったり吠えたりします。

また、遠くの物音に反応して、恐怖心を感じ、うなることもあります。

知らない人にうなる場合は、一旦その人から遠ざけて安心させてあげましょう。

仲良くさせたい場合は、おやつを与えさせたりして、少しずつ恐怖心をなくしていけるよう工夫してあげてください。

遠くの物音に反応してうなる場合は、「大丈夫だよ」と声をかけて安心させましょう。


犬がうなる理由③ 楽しくて興奮しすぎる

仰向けになっているビーグル
犬がうなる理由として、お散歩や外遊びが楽しすぎて興奮しすぎてうなってしまうことがあります。

テンションが上がりすぎてうなっているのは、怒ったり警戒したりしてうなっている様子とは大きく異なり、上機嫌なことがしっぽや表情から伝わってきます。

楽しすぎて興奮していてうなる場合はあまり気にしなくても大丈夫です。ただ、歯をむき出したりして怒っている様子がみられる場合は、前後で犬を怖がらせる動きを自分がしていないか振り返ってみてください。

犬がうなる理由④ 物への執着心

ソファの上で遊ぶ2匹の犬
お気に入りのおもちゃで遊んでいる時や、ごはんが入った食器に近づくとうなる犬はとても多いですよね。

”自分のもの”と意識しているので、取られないように唸り声をあげているわけです。

何1つ触らせないという態度だったり、攻撃性を見せる場合はトレーニングの必要があります。

しかし、ちょっと主張をする程度であれば、そこまで神経質になる必要はありません。

ただ、誤飲のリスクを避けるためにも、おもちゃなどは取り上げられるような関係性を築いておくことをおすすめします。

犬がうなる理由⑤ 怪我をかばっている

痛みのある部分を触ろうとすると、うー、と唸る犬もいるので思い当たることがあればチェックしてみましょう。

お腹が痛い時にフセの姿勢で小さな唸り声を出す、といったケースもあるそうです。

食欲不振や震えなど、体調不良のサインが併せてみられる場合には、動物病院で診察を受けておいた方が安心です。

飼い主の膝の上のボールを狙うボーダーコリー 犬がうなるのをやめさせるコツは、犬の気持ち(うなる理由)を読み取ることが大切です。

わがままななのか、怯えているのか、理由によって飼い主さんのとるべき行動もかわってきます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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