2018年2月11日

散歩でぐいぐい引っ張る、物を壊すなど、可愛いけど困る犬の行動とその心理について

犬を飼っていると、思い通りにならないケースが多く、その行動に困ってしまう場合もあります。

困った行動を繰り返す場合は人間の都合でなく、犬の目線で考えることも重要です。

愛犬が何をもとめるか考えることで、問題が解決することもあるからです。

今回は、犬にありがちな困った行動と犬の心理についてまとめました。

物を引っかいたり壊したりする

キッチン棚の中を除く犬 愛犬が家具や床を引っかいてしまったり、物を壊してしまうことがあります。

一度であれば笑って許せる場合があっても、二度、三度と続くようでは困ってしまいます。

ストレスがたまって物を壊す犬もいますが、十分にコミュニケーションが取れている場合や、運動不足などもなければ原因が何かわからなくなりがちです。

注意したいのは、飼い主の気を引くために物を傷つける犬がいることです。

叱られることよりも飼い主がそばに来てくれることを喜ぶからです。

叱ったあとに可愛がってしまうと、いたずらすると可愛がってくれるということだけ学習してしまう犬もいます。

また、現行犯で叱らないと、物を壊したから怒られていると認識できないケースもあるのです。

静かにしているときに叱ってしまうと、静かにしていると怒られると学習してしまうこともあるため注意が必要です。

散歩中にぐいぐい前に行こうとする

散歩をする3頭の犬 散歩中にリードを引っ張ってぐいぐい前に行こうとする犬がいます。

散歩コースを外れてしまったり、他の犬にちょっかいを出そうとして困ってしまうことがあります。

犬の目線で見ると、ぐいぐい引っ張って飼い主がついてくる場合は、引っ張ればついてくるものだと思っている場合があります。

引っ張って止められたりしない以上、問題がないと考えてしまうのです。

大型犬に主導権を握られてしまうと人間が体力負けすることも多いため、トレーニング教室でしつけをするなど、手間をかけて学習させた方が良いケースもあります。


叱ってもなだめても他の犬に吠えてしまう

何かに吠える犬 散歩中に他の犬に出会うと、すぐに吠える犬がいます。

声の大きさだけでなく執拗に吠えることで困ってしまう場合は、自分の行動を見なおすことも大切になります。

犬からすれば、他の犬は見知らぬ存在であり、怯えの対象になることがあります。

吠えることで飼い主を守ろうとしているケースもあり、自分の身を守るためではなく飼い主のために吠えていることがあるのです。

また、吠えている最中に叱ってしまうと、自分と同じように吠えているのだと勘違いする犬がいます。

なだめようとしてなでると、吠えることで褒めてもらえると学習するケースもあります。

他の犬に吠えてしまう場合は、ドッグランやトレーニングスクールで他の犬にならしていくなど、問題がない相手だと教えることも大切になります。

ドッグフードを食べてくれない

ドッグフードと犬 ドッグフードを切り替えると、途端に食べなくなる犬がいます。

また、おやつしか食べないケースもあり、健康に問題があるのではと悩んでしまうことがあります。

犬にもある程度味覚があり、おいしいものが食べたいと思っています。

ドッグフードを食べないからといって別な餌を与えてしまうと、食べなければおいしいものが貰えると勘違いしてしまうことがあるのです。

餌を出しても食べない場合は、片付けるなど、一見冷たいように思える行動をとらないと偏食が治らない場合もあります。

健康に問題がないか不安な時は動物病院に連れて行って診察してもらう、新しいフードを食べない場合は、前のフードを少し混ぜてみるなど工夫してみるのもおすすめです。

まとめ

犬の困った行動は、多くは勘違いや、誤まった学習から起こるものです。

中には問題行動を起こすことで可愛がってもらえると思っている犬もいるため、しつけをしなおす必要が出る場合があります。

注意したいのは、自分流のしつけだと犬がまた間違った学習をしてしまうことがある点です。

犬の目線で物事を見ながら、何が問題なのか考えることも大切なのです。

また、素直にトレーナーにトレーニングを依頼した方が良いケースもあります。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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