2019年5月10日

猫が膝の上に乗ってくれないのはナゼ?その理由5選

飼い主さんにとっては我が子のような存在の猫たち。

存分に甘えてほしい存在ではありますが、以前は膝の上に乗りに来てくれていたのに、最近はあまりしなくなってしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、猫の性格・習性からその原因を考えていきたいと思います。

理由①:そもそも自立し始めている

飼い主の膝に前足をのせる猫 猫が飼い主に甘えた様子を見せるのは、「幼児性行動のなごり」といわれています。

人に飼育された猫は、離乳期からずっと飼い主さんから餌をもらえている状態です。

つまり、野生の猫で見られる自給自足をする機会がありません。

その結果、母離れができず、「幼児性行動」が残ってしまい、飼い主さんに甘える行動をとるのだという説があります。

上記は幼児性行動が残る理由の一説となりますが、あまり甘えた行動をとらない場合、猫に自立心が芽生えている証拠と捉えることもできます。

猫が膝の上に乗ってくれないということは、むしろ成長を感じる喜ばしいことなのかもしれません。

理由②:猫は静かな場所を好む

一般的な猫の性格として、静かな場所が好きな動物と言われています。

飼い主さんが普段くつろいでいるソファ・いす・ベッドの周りが騒がしくなったという変化はないでしょうか。

最近はよくTVを見るようになった、小さいお子さんが走り回って遊ぶ年齢になってきたといったように、「静かな場所」ではなくなってしまった場合、猫にとってはあまりいい環境ではないのかもしれません。


理由③:猫は人の表情を読み取る

一説によると、「猫は人の表情を読み取る能力(知能)を持っている」という研究結果もあるようです。

この説では、「明るい表情をしている」「暗い表情をしている」という単純な識別はできているのではないかと言われています。

飼い主さんの表情が知らず知らずのうち猫に伝わり、猫はその違いを察知して甘える行動をとらなくなってしまっているという可能性も否定できません。

理由④:猫が何かに集中している

「不可能課題」に対する行動についての説では、猫は何か課題に直面しているとき、それを諦めずに課題を解決する様子が観察されています。

猫にとって何か興味・関心を引くような「課題」となりえるものが家の中にありますでしょうか。

そのようなモノがあれば、猫の関心がそちらに向き続けているのかもしれません。

猫が膝の上に乗ってくれなくなった理由は、より興味を示す何かがあるのかもしれません。

理由⑤:猫の性格

猫は、単独で狩猟を行い生活してきた生物です。

つまり、本能的な部分で、集団生活の中での協調性というものが薄い生き物と言うことができるでしょう。

この性格的な側面を捉えると、本来は一人で行動をとることが基本であるといえるのではないでしょうか。

膝の上に乗ってきてくれていた理由は、単純に猫が幼児期にあっただけなのかもしれません。

まとめ

猫に甘えてほしいという感情は誰しもが持つものでしょう。

しかし、猫の性格・習性を細かく知っていくことによって、猫の行動の理由が見えてきたりもします。

今一度、飼っている猫の生活と飼い主さんの生活をよく振り返り、思い当たるところがないか考えてみましょう。

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文:Qpet編集部
猫の病気やしつけ、猫との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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