2017年12月29日

これで納得!愛犬があごを乗せてくる5つの理由とは

愛犬があごを脚の上などに乗せてくるということはありませんか?動かずにそのまま見ていたくなるような、なんとも癒される光景ですよね。

同時に、その時に愛犬が何を思ってそうしているのかが気になってきます。

今回はこの行動から考えられる犬の心理を説明します。

犬があごをのせる理由1:振動で危険を察知

フセの状態で周囲をうかがう犬の様子 犬は寝る際に仰向けにならずにあごを下にして寝ることが多いですよね。

これは寝ているときであっても“危険”や“変化”にいち早く気づくためなのです。

これは野生動物であった頃の名残だと言われています。

犬の反応がいいのは聴覚が優れているのはもちろんのこと、骨伝導による振動を察知する力が長けているからでもあります。

そんな大事な顎を預けるわけですから、リラックスしている状態であることは大前提となるでしょう。

犬があごをのせる理由2:「信頼している」から

顎を乗せて飼い主に預けるという行動、これは実は愛犬からの信頼の証でもあります。

この周囲に危険は無い、安心できると思っているうえで出来る行動でもあります。

そのまま寝入るような場合は信頼関係かかなりしっかり形成されていることを示します。

飼い主にとっても嬉しくなる行動ですね。


犬があごをのせる理由3:もっと相手をして欲しいから

飼い主の足元に顔をうずめる犬 飼い主が何か別の作業をしている時に寄ってきて、顎を乗せて見つめてくることがあります。

これは「もっと構って欲しい」というアピールです。

相手をしてあげるのがいいですが、手が離せないという場合は、少し撫でてあげて目を合わせて声をかけてあげるといいでしょう。

これだけでも犬は無視されていないと安心することができます。

そして時間ができた時にはたっぷりと遊んであげましょう。

あまり頻繁なようであれば、軽くスル―する機会をつくった方がいいかもしれません。

アピールすれば必ず構ってくれる、という認識が定着すると犬との関係性が崩れてしまいます。

犬があごをのせる理由4:「ご飯が欲しい」アピール

人間が食事をしている時に顎を乗せてきた場合、これは「ご飯がほしい」という主張です。

その愛らしさからついつい与えてしまいたくなりますが、人間の食事をそのまま与えてしまうといった行為はやめましょう。

人間の食事は塩分が多いですし、犬の健康を害することが多々あります。

愛犬の健康のためにも、安易にご飯を分けたりしないよう注意して下さい。

仮に犬に害がないものだったとしても、人間の食事中におすそわけをする行為はしつけトレーニングの観点からみると好ましくないので、人間が食べ終わってから与えるなど対応のメリハリを意識しておいてくださいね。

犬があごをのせる理由5:飼い主より上だと主張

飼い主の太ももにあごを乗せ、こちらを見ている犬 もし、顎を乗せた前後にわがままな態度をみせるようでしたら「自分がリーダーだ」と言っているつもりなのかもしれません。

その場合は、“食事は飼い主が先”“出入り口への移動も飼い主が先”など基本的なところから今一度整理していきましょう。

飼い主のすねにあごを乗せてくつろぐ犬 犬の行動には様々な理由があります。顎を乗せるという行為は、信頼関係がある犬がやっている分には微笑ましいですが、そうでない場合は少し問題でもあります。

どちらだったにせよ、改めていい信頼関係を築いていきたいですね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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