2018年1月28日

犬が飼い主を心配するときの4つの行動

飼い主は犬を飼っているという気持ちでいても、実は飼い主のことを心配しているのが犬の習性です。

大好きな愛犬がどんなときに心配をしてくれているのか、その行動を知っておけば愛犬の不安も減らせるようになるでしょう。

今回は、犬が飼い主を心配するときの行動についてまとめました。

じっと目を見つめる行動

こちらをじっとみるミックス犬 犬は、家族の表情をしっかりと読みとっています。

何となく笑顔が薄れ、悲しそうな顔をしていれば、その表情から家族の感情を感じ取るようにじっと目を見つめてくれます。

たとえば、とても悲しい出来事があり家族が涙を見せているときには、じっと寄り添うように側にいて顔を近づけて目を見つめます。

見つめ合う時間には、人は犬からとても穏やかな波長を受け取ることができます。

いつものような笑顔が見られないことを愛犬は素早く察知する能力があるわけです。

なかなか、笑顔を取り戻せないときもあるでしょうが、悲しみの中に居てもこうした心配をしてくれることは、とても幸せな時間です。

できるだけ笑顔を取り戻して、応えてあげたいものです。

遠慮がちな行動

こちらをじっと見つめるラブラドール また、体調不良のために入院や静養を続けてしばらく愛犬と会えない時間があるときに、久しぶりに家に戻り、愛犬がさぞかしはしゃぐだろうと思っていても、そうではない行動をすることがあります。

これは、愛犬が心配をするあまりに家族に対して遠慮がちになってしまうために起こります。

以前よりも、身体の動きが衰えていたり声の張りがなくなったりするときに、愛犬は察知して物陰からこっそり伺うような行動を取ります。

家族からすれば「忘れられたの?」などと寂しい気持ちになるかもしれません。

しかし、実は病後であることを察知し、これまでの元気がまだないと感じてしまい、愛犬がやや遠慮して様子見をしているわけです。

このようなケースは、一晩経つと以前のように戻るので過剰に心配をしなくても大丈夫です。


お腹を見せる行動

飼い主に視線を送るミックス犬 そして、元気がない家族がいるときにも、そばに寄り添うように伏せやお座りをするのですが、家族の心の中をまるで知っているかのように、そばでお腹を見せる行動をします。

お腹を見せる行動は、安心しきっていて警戒心が無いことの現れですので、誰の対しても行うものではありません。

本当に心を許している人にしか見せない行動です。

愛情表現のひとつで、愛犬はこうして側に居られることの嬉しさを端的に示してくれます。

心配ごとがあっても、こういった仕草によって家族も癒されて気持ちが穏やかになれます。

じゃれているうちに、だんだんとお腹を見せる犬もいますので、その気持ちに応えるようにお腹を優しく触ってあげましょう。

前足を膝に乗せる行動

飼い主に視線を送る小型犬 ベンチに座っていると、愛犬が膝に前足を乗せて来ることがあります。

これは、単純に遊んでもらいたいという気持ちの表現の場合もありますが、心配しているときにもこの行動をします。

何となく表情に元気がない、声に覇気がないというような家族のこれまでの感じと違う印象を持ってしまうときにこんな風に前足を乗せて来ます。

心配してくれる気持ちにできるだけ応えられるように、撫でてあげたり声をかけてあげたりしましょう。

「どうしたの?」という心配な気持ちを愛犬は、このような行動で示しているわけです。

まとめ

あなたの大切な愛犬は、このように仕草や声、表情から飼い主を心配する行動を取ることがあります。

そのサインに気づいてあげてできるだけ受け答えをできるようにしてあげましょう。

飼い主に元気がないことほど愛犬にとってつらいことはありません。

あなたの側に居て優しく寄り添ってくれる愛犬の気持ちに応えられるように、色々な行動の意味を把握しておきましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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