2018年4月9日

犬が嫉妬した時に見せる仕草について

犬は嫉妬深い一面がある動物で、様々な場面で嫉妬をします。

赤ちゃんが生まれたときや二匹目の犬を迎え入れたとき、客が訪れたとき、飼い主が何かに没頭しているときなど、犬はやきもちを焼いて嫉妬のサインを出します。

ここでは、犬が嫉妬したときに見せる仕草についてご紹介します。

間に割り込む

夫婦の間に割り込む犬 飼い主が誰かと仲良くしていると、愛犬が無理やり間に割り込んでくることがあります。

これは紛れもない嫉妬の証で、飼い主が自分以外と仲良くしていることにやきもちを焼いています。

飼い主が犬のぬいぐるみと遊んでいるときの犬の反応を観察する研究では、3分の1ほどの犬が飼い主とぬいぐるみの間に押し入ったという結果が出ています。

このとき愛犬を邪険に扱うと逆効果なので、目を合わせて身体を撫でるなど、適度に構ってあげるとよいでしょう。

ただし、あまりに頻繁なときにはきちんとしつける必要があるかもしれません。

トイレを失敗する

庭でトイレをしようとする犬 出産の直後などは、どうしても赤ちゃんに掛かる時間が多くなります。

しかし、犬にとっては赤ちゃんがどのくらい世話が必要かというのは分かりません。

そのため、ただ構ってあげているように見えてしまうと言えます。

トイレを完璧にマスターしたはずの愛犬が、何度もトイレを失敗するのであれば、それは「自分も手がかかるから構ってほしい」というアピールです。

また、単純に構ってくれない飼い主に対して悪さをしたい場合もあります。

このときに、粗相をされたことに腹を立てて叱ってしまうのは逆効果です。

構ってもらえたのだと勘違いして喜び、また同じことを繰り返す可能性があります。

愛犬がわざとトイレを失敗しても動じず、黙々と後片付けをするようにしましょう。


吠える、唸る

吠えるチワワと唸るチワワ 見知らぬ人や犬に対して、吠える噛みつく等の行為は、自分や飼い主を不審者から守ろうとする目的もあります。

しかし、飼い主に近付く人や犬に対して嫉妬しているサインである可能性もあります。

飼い主を奪われたくない気持ちから、「飼い主に近づくな」と相手を威嚇している場合もあります。

この嫉妬のサインに気付かずに放置していると、嫉妬の感情が怒りとなって、相手に攻撃してしまう可能性があります。

危険だと思ったら、しっかりと愛情表現をして愛犬の気持ちを落ち着かせてください。

物を壊す

クッションを破壊する犬 嫉妬してストレスが溜まると、物を壊す、暴れることがあります。

室内飼いだと家で走り回ることができないので、代わりにおもちゃを食いちぎる、壁や床を引っ掻く等の行動でストレスを発散させます。

また、ストレスから土を掘るような仕草を見せることもあります。

このときに心配して構ってしまうと、それが癖になる事があります。

ストレスを上手に発散できるように、ドッグランや散歩などに連れて行ってあげましょう。

飼い主の指示を聞かなくなる

飼い主を見上げながら頭を掻く犬 犬が嫉妬したときには、ライバルだとみなした相手に対して何かしらの行動を起こすことが多いようです。

しかし、場合によっては飼い主の指示を聞かなくなるなどの方法で飼い主に対して行動を起こすこともあります。

このときにやみくもに叱りつけたりすると、繊細な愛犬の心はより傷ついてしまいます。

嫉妬が原因でいうことを聞かないときには、その気持ちを汲んであげるようにしてください。

まとめ

犬と猫と飼い主が見つめ合っている様子 嫉妬は少しであれば可愛いかもしれませんが、物を壊す、部屋で粗相するといった問題行動は飼い主を悩ませます。

また、嫉妬の対象に噛み付いて、怪我をさせてしまってからでは取り返しがつきません。

問題行動を起こす前に嫉妬のサインに気付き、「嫉妬しなくてもいいんだよ」と伝えてあげるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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