2018年2月16日

犬の平均寿命はどれくらい?犬種の違いは?

犬を飼う際に気になることとして、「犬の平均寿命」があります。

犬を飼うということは生涯にわたって面倒を見るということであり、どれだけ一緒にいられるかも重要になるからです。

また、犬種によっても平均寿命に差があります。

近年では、医療発達や栄養学の発展によって、犬の平均寿命も延びる傾向にあります。

犬の平均寿命はどのくらいなのか

小型犬を抱える飼い主 犬の平均寿命は10年から13年といわれています。

平均値に幅があるのは、犬種によって平均寿命に差があるだけでなく、飼育環境などによっても違いが出るからです。

一般的に大型犬は寿命が短い傾向にあり、小型犬は長生きする傾向があります。

大型犬の平均寿命が短いのは、成長が早く、老化も早いからです。

また、体の大きさに見合った内蔵機能が備わるとは限らず、様々な疾患を抱えやすいのも特長になっています。

体を大きくするための犬種の改良が行われた一方で、健康的に大きくなれる個体とそうでない個体に差ができるようになってしまったのです。

超大型犬の場合は7歳でシニア犬に分類され、小型犬は10歳からシニア犬になるなど大きな差が出ます。

トイプードルやチワワに関しては15歳から16歳頃まで生きることが珍しくなく、比較的長寿な犬として知られています。

人間と犬の生活について

犬の口元に手をやる飼い主 犬の平均寿命は犬種や個体によって異なり、生活に必要なものも変ってきます。

大切なのは、人間がそれにあわせることができるかです。

例えば、自分が老後を迎える際に、大型犬を飼うのは大変です。

大型犬は老化が早く、体が大きいため病気をしたときの介護も大変になります。

自分の体力が衰えていく中で、犬の面倒を見切れるかまで考える必要があるのです。

子犬のうちは運動が必要で、運動不足に陥ると精神的に不安定になってしまったり、健康上の問題を抱えるリスクが高くなります。

犬の成長サイクルと、その時の自分の状態を創造して飼育できるかどうかを判断する必要があるのです。

家族の協力や理解をえることも重要で、役割を分担できるかどうかで飼育のハードルが大きく変わることもあります。

犬種によって必要な運動量や、生活に必要なスペースが大きく変わることを理解し、犬と人間が幸せに生活できる方法を探すことが大切なのです。


長く生きてもらうために

勢いよく足を上げるジャックラッセルテリア 犬に長く生きてもらうためには十分な運動と栄養、ストレスがかからない環境が大切になります。

運動不足になると筋力が衰え、体が衰えやすくなります。

栄養の偏りや不足も体調不良の原因になり、食べすぎは肥満などの成人病の元になります。

おやつの食べすぎで体を壊す犬も存在するため、食事の内容と与えるおやつのバランスには十分な配慮が必要です。

年齢によって必要な栄養素が変るため、成長に合わせてドッグフードを変えるなど気遣いも大切になります。

かかりつけの病院を作り、信頼関係を築いておくことも大切です。

また、日ごろの体調の変化に敏感になる必要があります。

食欲やトイレに行く頻度などに病気のサインや、老化など体質の変化が現れることがあるためしっかり観察することが大切なのです。

まとめ

2頭のビーグル 犬の平均寿命は犬種によって違い、大型犬は短く、小型犬は長くなる傾向があります。

犬が過ごしやすい空間を作ることや、老後を視野に様々な工夫を重ねられるかは重要で、先々のことを考えないと十分な世話が出来なくなってしまうこともあります。

一般的に人間よりも犬の方が先に亡くなることが多いからこそ、犬の幸せについて十分に考えてあげる必要があるのです。

小型犬と大型犬では負担の度合いが違うだけでなく、小型犬でも散歩を欠かさず行うなど、健康のための習慣が、寿命を大きく変えることがあるのです。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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