2018年1月27日

愛情不足による犬の4つのストレス行動

犬も人間同様にストレスを感じる事があります。

ストレスが溜まると様々なストレス行動を見せるようになり、原因の一つとして「飼い主の愛情不足」が挙げられます。

今回は4つのストレス行動について解説していきます。

1.室内を荒らすなどの破壊行動

部屋の中でこちらを見るポメラニアン 外出していて帰宅すると、ごみ箱やソファー、絨毯やクッションが酷く荒らされて愕然とした経験はありませんか?

実はそれも寂しさからくる犬のストレス行動なのです。

例えば、本当は飼い主に遊んでほしかったのに、長い時間ひとりぼっちにされたという場合などです。

毎日のように飼い主の愛情をたっぷり受けている犬の場合は、安定した精神状態にありますから、留守番中に破壊行動を取らない事が多く、寝ているか静かに飼い主の帰りを待っています。

犬の睡眠時間は13~15時間とも言われてますから精神的に安定している犬は、ひとりぼっちで暇な時は寝ている事が多いです。

2.無駄吠えをする

吠えるダックス よく見られる行動として無駄吠えがあります。

例えば、犬と一緒に遊んでいた飼い主が疲れてしまい遊びを止めた後、飼い主の姿が見えなくなって犬が吠えはじめたり、吠えるから姿を見せると吠えるのを一旦やめたが、又姿が見えなくなると今度はずっと吠え続けているなどという状態も実はストレス行動の一つです。

犬の運動能力は高いので、一緒に遊んでいれば人間が先に疲れて遊びを止めてしまう場合が多く、犬からすれば「え、なんでやめるの?」と物足りなさを感じたり、飼い主の姿が見えなくなることで寂しく不安になり吠えているという事もあります。


3.自傷行為や繰り返し行動

遠くを見つめる大型犬 自傷行為や繰り返し行動も代表的なストレス行動といえます。

具体的な行動といいますと自分の”しっぽ”に噛み付こうとするような格好をして、クルクルと回り続けている状態などです。

他に見られるのは、犬自身の足やお腹周りなどを必要以上に舐め続けて炎症を起こしたり、体毛を舐めたりしてむしり取るような行動もあります。

飼い主から見たら「毛を綺麗にしてるんだな」と大して気にしない行動かもしれませんが、細かな体の変化や行動を毎日観察し、ストレス行動である可能性を見極めてあげる必要があります。

また、ストレス行動かと思いきや実際に何らかの炎症や傷、痛みがあるために舐めている可能性もありますから、異変を感じたら獣医による診察を受けた方が良いでしょう。

4.飼い主を悲しげに見つめている

悲しげにこちらを見るパグ 理由は分からないけれど、何故だか犬が飼い主をじっと見つめて悲しそうにしてる…それも寂しさからくるストレス行動の一つで何かを訴えている時です。

飼い主が仕事の間や買い物などで外出している時は犬は留守番をしているわけですが、犬からすると飼い主の帰りは非常に待ち遠しいものです。

それなのに飼い主が帰宅した後、犬に言葉を何もかけなかったり構ってあげなかったら、犬は非常に悲しい気持ちになります。

「帰りを楽しみに待ってたのに…」と。

他にはワクチン注射などをした後にも同じような悲しげな目で飼い主を見つめる場合もあります。

「何で痛いことされたのか」」という悲しみです。それにいち早く気づき、優しく声をかけたり撫でたり抱き寄せるなどして安心させてあげましょう。

まとめ

今回は愛情不足からくる犬のストレス行動について解説しましたが、人間同様に犬も寂しさを感じる動物です。

長い時間、どんな気持ちで留守番していたのか…そんなことを考えると抱きしめずにはいられなくなりますよね。

何も考えてないようで犬も色々な事を考えながら生活していますが、言葉が話せないだけに人間に感情を伝えるのは非常に難しいのです。

単なる「いたずら」だと見過ごさずに、何故そのような行動をとっているのかということに着目し、上手に犬と接していただきたいと思います。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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