2018年2月21日

犬語を理解して犬の嬉しい気持ちを知ろう

犬の気持ちを正しく理解するのは簡単なことではありません。

犬は感情が真逆のような時でも、同じような行動をしている時があることが理由になります。

今回は、犬が嬉しい気持ちの時を知るための「犬語」についてご紹介します。

犬語って?

犬が芝生の上で寝転んでいる様子 犬は、何も言わずにじっとこちらを見つめる、目を輝かせながら前足を乗せる、首を傾げる等の様々な行動で私たち人間に何かを話しかけています。

飼い主に対して、明らかに何かを訴えているような愛犬の姿を見た時、言葉が話せるとすれば、愛犬は今何と言っているのだろうと考えるかもしれません。

犬は言葉を話すことが出来ませんが、自分の体を使って、感情などを表現することがあります。

一緒に生活していると、言葉の代わりに自分の身体を使って表現する「犬語」について、少しでも理解を深めたいと考える方が多いようです。

犬が見せる様々な行動の裏には、いったいどんな犬語が隠されているのでしょうか。

数多く存在する犬語の中から、嬉しい時や、喜びを感じている時に発する「犬語」には以下のようなものがあります。

犬語① 尻尾を左右に振る

犬が尻尾を振っている様子 犬の尻尾は、心理状況をよく表している部位としても有名です。

特に、尻尾を大きく左右に振るときは、喜びを感じている時だと言われています。

喜びを感じている時に、最も発せられることが多く、人の目から見ても分かりやすいことから、分かりやすい犬語だと言えます。

犬によっては、喜びを感じる度合いによって、尻尾の左右の振り幅にも差があります。

嬉しさや喜びが大きく興奮しているほど、尻尾の振り幅が広くなり、スピードも早くなると言われています。

反対に、尻尾を後ろ足の間に挟んでいる時は、恐怖や不安を感じている時だと言われています。


犬語② 興奮気味に高い声で吠える

犬が吠えている様子 犬は様々なシーンで吠えます。

警戒心を露わにしている時や、恐怖を感じている時、危険を感じている時にも吠えますが、喜びを感じている時にも吠えることがあります。

犬にも人間同様、それぞれ持ち合わせた声の高さがありますが、発する時の状況に応じて、声の高さにも変化が現れます。

前者のようなネガティブな心理状況下で吠える時は、低めのトーンで勢いよく吠えます。

反対に喜びを感じている時は、いつもの声の高さより少し高めのトーンで吠え、それと同時に喜びによる興奮から、挙動や鼻息も荒くなります。

犬語③ 口を開けて舌を出す

犬が舌を出している様子 口角を下げ、口を開けて舌を出す時も喜びを感じている時の仕草の一つだと言われています。

体温調整の為のパンティングではなく、口を開けて舌を出すときは、嬉しい気持ちや穏やかな気持ちでいる時が多く、飼い主に向けて見せる喜びの犬語の1つです。

口角を下げながら舌を出すしぐさは、喜び以外のシーンでも見られるしぐさですが、喜びを感じている時には、同時に目が輝いていることが多く、目と口の両方を使って喜びを表現します。

体温が高い時や、体調不良の際にも同じようなしぐさを見せることがあります。

体調不良が予想できる時は、他に症状がないかしっかり確認する必要があります。

犬語④ 耳を垂らす

犬が耳を垂らしている様子 耳を垂らしている、後ろに寝かせるように傾ける時も喜びを感じている時です。

危険や恐怖心を抱いている時にも、耳が垂れ下がることがありますが、そのような時は尻尾も同時に下がっていることが多いため、見分けがつきやすくなります。

喜びから耳を下げたり、後ろにピタッとくっつけるような時は、同時に鼻息も荒くなり、甘えるような鳴き声を出したりします。

また反対に、耳を前方に倒すような時は、攻撃的な気持ちが大きい時です。

愛犬の耳の微妙な動きもしっかり見ることで、その時の心情や犬語を理解してあげることができるようになります。

まとめ

犬が楽しそうにしている様子 犬は意外と表現が豊かな動物であり、自分の感情を、体をいっぱい使って表現します。

そんな犬の言葉でもある「犬語」を、私たち人間が少しでも理解してあげることができれば愛犬との絆は深まり、共にする生活も、さらに楽しいものとなります。

犬は言葉が話せないからと、コミュニケーションを取ることが可能な犬語を見逃すのはもったいないことです。

少しでも多くの、犬語を理解することができれば、簡単に愛犬の心理状態を察することもできるようになります。

犬語を理解することで、愛犬との絆をさらに深めながら、犬と共に暮らす生活をもっと楽しくしてみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい


  • もしもマガジン Qpet協力ドクターの紹介
  • PAGE TOP