2018年2月25日

怖がっている時の犬語4選

犬は人間のように言葉を話せないので、飼い主に『怖いよ』という言葉を発することができません。

それを行動で示し『犬語』として表現しているので、飼い主は気づいてあげる必要があります。

今回は、犬が怖がっている時にみせる犬語4選を解説していきます。

音に怯えて何かに隠れる

子犬が物陰に隠れている様子 犬の嗅覚だけでなく聴覚にも優れた動物です。

例えば、コップがテーブルから床に落下した時などの音は人間の400倍の大きさの音で聞こえていると言われています。

こういった理由から、以下の様な音を怖がっています。


破裂音
重機の機械音や作業音
何かを激しく叩く音
台風や激しい雨風
花火の音

こういった音は、人であっても物凄い音量で聞こえますが、犬からすればそれ以上に強烈な音量で聞こえていることになります。

突然そういった音が聞こえてくると、自分の小屋に入ったまま出てこなくなったり、何かの下に隠れて小刻みに震えるような様子を見せることがあります。

雷が止んでから、1時間以上もそのままの場合がありますし、外飼いの犬の場合ならば酷い台風の間ずっと犬小屋や建物の縁の下などに隠れたまま過ごします。

酷い場合はショックから数日飲まず食わずの場合もあるので、様子をみて優しく声がけしたり、小屋から出てきたら優しく撫でて安心させてあげましょう。

走って逃げ出す

犬が尻尾を巻いて逃げ出す様子 何か嫌なことがあると、その場から走って逃げ出すという行動も犬が怖がっている時に多くみられます。

そんな場面に遭遇したら、犬が怯えている原因として考えられることから遠ざけてあげる必要があります。

飼い主が気づかずにいると、トラウマになりストレスを感じて食欲がなくなったりする場合があります。


低い姿勢で伏せる

犬が尻尾を丸めて伏せている様子 犬が耳を伏せて”しっぽ”を体の内側に丸め伏せている状態は怖がっている時に多く見られる行動です。

あまりに恐怖で逃げる余裕すらないと言われています。

ただただ何もできずに、その場で恐怖に耐えている状態といえるでしょう。

長時間に渡りこの状態が続くとトラウマとなり、その場所には二度と行きたがらない・ストレスにより食欲低下などを引き起こす可能性があります。

異変に気づいた場合には、飼い主が原因から遠ざけて体を丁寧に撫でるなどして安心させてあげましょう。

脱糞・おしっこをする

犬がおもらしをしてしまった様子 脱糞や排尿も、怯えや恐怖の気持ちが強い時にも見られる現象です。

勿論、単純に自然現象として当たり前に行う行動ではありますが、恐怖のあまり体をコントロール出来なくなった時にも見られます。

例えば、大きな音や見知らぬ人が近寄ってきた時、くつろいでいたのに不意に立ち上がり排尿や脱糞をするといった状況です。

しかも何やら落ち着かない様子で…。それはもしかすると恐怖を感じている可能性があります。

その場合は、落ち着かない犬を暫く見守って、少し落ち着いたら撫でてあげたり安心するよう声をかけてあげましょう。

まとめ

犬が丸まっている様子 犬は怯えている時に、様々な方法で飼い主にサインを示していることをご理解いただけたかと思います。

犬の何気ない行動も、実は深い意味があるということを今一度お考え頂き、参考にしてみてください。

人間は言葉という便利なものを使えますので『嫌だ』『怖い』を表現できますが、犬はそれをできないので、飼い主は愛犬からすると唯一頼りになる存在です。

犬語を理解し、より深い信頼関係を築いて愛犬の心境を汲み取ってあげられるよう普段から観察してあげるようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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