2018年5月5日

【じっ…】犬が飼い主をじっと見つめてくる時の理由

愛犬がじっと見つめてくる時があるのではないでしょうか。

じっと見つめられると、何かを訴えているのではないかと気になることでしょう。

実際に、意思表示である事が多い『じっと見つめてくる』時の理由についてご紹介します。

信頼

犬がぼーっとした表情で飼い主を見つめている様子 穏やかな目で犬が飼い主をじっと見つめてくる時は、飼い主に対する犬の信頼を表しています。

犬が犬に対してじっと見つめる行動は、敵意を表している、威嚇をしている場合が多くなります。

しかし、相手が飼い主の場合は、愛情を持っている相手なので、敵意や威嚇を示しているのではなく、リラックスして見つめていると考えられます。

飼い主を信頼していて安心感があるからこそ、じっと見つめていると言えます。

飼い主と犬が見つめ合うと、どちらにも安心ホルモンであるオキシトシンが分泌されるという研究結果もあります。

その為、穏やかな表情や目で犬がじっと見つめてきた時は、飼い主も犬を見つめてあげると双方に安心感が得られる場合があります。

観察

犬が観察するように飼い主を見ている様子 単純な理由として、飼い主の表情や行動を観察するために、じっと見つめてくる時もあります。

犬は頭の良い動物なので、表情から飼い主の感情を読み取ろうとする、行動から飼い主が何をしようとするか考える事があります。

飼い主を観察することで、外に出かけようとしている、散歩に連れて行ってくれるなど、次の行動を予測しています。

散歩に連れて行く時は、準備などの決まった行動をするので、準備の段階を観察しているだけで犬には散歩に行くことが分かります。

じっと見つめた後に、犬が玄関で嬉しそうにして待っていれば散歩に行くことが分かっていたことになるので、観察のために見つめていた可能性が高いと言えます。


要求

犬が何かを要求するように飼い主を見つめている様子 飼い主をじっと見つめることで、何かを要求していることを伝えようとしていることもあります。

「ごはんが食べたい」、「一緒に遊んでほしい」、「散歩に連れて行って」などといった要求を熱い視線で示しています。

このような気持ちの時は、じっと見つめながら、首を上下に激しく揺らしたり、しっぽを振ったり、口を開けてハーハーしたりと興奮気味であることが多いです。

犬の気持ちを汲んで要求に応えてあげれば犬は喜びますが、しつけの観点からあまりよくありません。

要求に応え続けることで、要求がエスカレートしたり、要求に応えないと吠えるようになることがあります。

敵意

犬が唸りながら飼い主を見ている様子 飼ってからあまり時間が経っていない、信頼関係が築けていない時には、敵意を示してじっと見つめることがあります。

愛情を持った飼い主に対して敵意を示すことは少ないですが、嫌なことをされた、好きなものを取り上げられた、けがや病気で痛い部分に触られた場合などに、「じっと見つめて」嫌悪感を示すことはあります。

このような気持ちの時には、じっと見つめると共に歯をむき出しにしていたり、低い唸り声を出したり、鼻にしわを寄せていることが多くなります。

犬が何に対して怒っているかを素早く理解して対応してあげることで、飼い主も犬も過ごしやすい環境にすることが出来ます。

まとめ

犬と飼い主が見つめ合っている様子 犬が飼い主をじっと見つめてくる時の理由は信頼、観察、要求、敵意があげられます。

意識をしていないと判断が難しくなりますが、時間をかけて犬の状態を観察してあげることで少しずつ理解出来るようになります。

そのため、日頃から愛犬とコミュニケーションを取って信頼関係を築いておくことが重要です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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