2018年5月14日

犬もイライラする?飼い主ができる工夫とは

犬だって人間と同じで、嫌なことがあればイライラしてしまいます。

可愛い愛犬にはイライラせず、幸せに過ごしてもらいたいものです。

では、犬はどんな時にイライラするのでしょうか。

イライラすること① 過剰に構われる

お手をするパグ 犬は飼い主に構ってもらえるのは大好きですが、知らない人に構われるのは好きではありません。

飼い主には友達でも、犬にとっては知らない人である来客に構われるのはストレスを感じます。

ただでさえ来客は、犬にとって自分の縄張りへの侵入者です。

来客が犬に挨拶しているつもりで撫でるのでも、犬にとっては知らない人に触られるのは不快になります。

また、飼い主の家族でも、子どもや酔っ払いなど、加減を知らない人間にしつこく絡まれるのもイライラの原因です。

寝ている時に触られて起こされるのも、ストレスですし、イライラしてしまいます。

抱っこされるのは好きでも、後ろから覆いかぶさるように抱きしめられるのはマウンティングされていると感じるので、好きではありません。

飼い主からみたら、同じスキンシップでも犬にとっては嬉しかったり、嫌だったりします。

イライラすること② 飼い主の機嫌が悪い

飼い主と犬 犬は飼い主の感情に敏感ですし、優しい動物です。

飼い主が機嫌が悪くてイライラしていると、犬にまで伝わってイライラしてしまいます。

家族で喧嘩してピリピリしていたら、犬もピリピリします。

イライラ、ピリピリしているときは、一呼吸して気持ちが落ち着くまで犬と別の部屋に行っていましょう。

ましてや飼い主が八つ当たりで犬に怒鳴るなんて、とんでもありません。

いつもなら怒られないことを怒られれば、犬にはわけがわからなくなってしまいます。

八つ当たりなんてしない、犬を撫でてで気持ちを落ち着かせているんだという方も、自分の都合で犬を構いすぎてはいませんか?

飼い主の機嫌で犬への態度が変われば、犬も飼い主を信頼できなくなります。


イライラすること③ 大きな音がする

片方の耳を立てる犬 人間よりはるかに優れた耳をもつ犬は、大きい音が苦手です。

掃除機やドライヤー、洗濯機の音でも怖がる犬もいます。

人が大声で騒いでいるのも苦痛です。

犬が粗相をしてしまって叱るときも、怒鳴るのはやめましょう。

怒鳴られても、犬は怖がるだけでなぜ怒られているのか理解できません。

雷や花火のような、突然にドーンと聞こえる音はとても怖がります。

花火会場に連れて行かないのはもちろんのこと、散歩中に雷が鳴りはじめたら、すぐに家に帰るとか、抱っこしてあげるとかしましょう。

飼い主が騒ぐと、よけいに怖がりますので、落ち着いて行動します。

イライラすること④ 散歩が足りない

2匹のコーギー 散歩は犬にとって、ただの運動ではなく、飼い主とのコミュニケーションの時間でもあるし、耳や目や鼻でいろいろなものを感じて刺激を受ける時間でもあります。

犬は外飼いなら同じ場所で繋がれていたり、室内飼でもケージの中や、せいぜい部屋の中しか動けなかったりで、行動を制限されています。

散歩で外に行くことは運動不足解消だけでなく、ストレスの解消にもなるんです。

しかし、散歩がストレスの解消になるからといって、嫌がるのを無理やり引っ張るのは逆効果です。

犬には犬種によって適度な運動量がありますし、以前嫌なことがあった道を通るなどすると、かえってストレスが溜まり、犬はイライラしてしまいます。

散歩は犬にとって大事なことですから、飼い主の自己満足に終わらないように、犬に声をかけながら、犬が楽しく運動できるような散歩にしてあげてください。

まとめ

ストレスが溜まってイライラしていると、犬は自分の尻尾を追い掛け回したり、前足など同じ場所を舐め続けたり、やたらとあくびしたりします。

イライラが続けば病気になったり、噛み癖や無駄吠えなど問題行動が出てきたりしますから、イライラの原因を見つけて解消させましょう。

また、犬がイライラしているのには、皮膚病などの病気が隠れていることもあります。

散歩やスキンシップで毎日犬の状態をチェックして、健康で幸せな毎日をおくらせてあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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