2018年11月28日

実は知られていない「犬の視覚・視力」について解説

私たち人間は様々な色を認識することができますが、果たして犬はどうなのでしょうか?

そもそも視力は良いのでしょうか。

わたしたちの住む世界や私たち自身を犬はどのような色で見ているのでしょう。

そのことも含め、意外と知られていない犬の目にまつわる事柄を今回の記事で詳しくまとめてみました。

1.犬の視力は人間よりも劣る

目がキレイな犬 犬は、嗅覚や聴覚が人間よりも遥かに優れていることから視力も人間より勝っていると思われがちですが、実は犬の視力は人間界の数値で表すと0.2~0.3ほどしかないといわれています。

人の感覚で比べてみると私たち人間の約10分の1の距離まで近づかないと見えないとのことです。

実は犬の視力は遠くの物に焦点を合わせるのは得意ですが、近くのものに焦点を合わせるのは非常に難しく目の前にあるオモチャ・おやつなど気づかないという光景を目にするのは、これが理由となります。

近くのおやつに気づいてない場合、少し経ってから気づいて食べている時がありますが見えたからではなくニオイで気づくことが大半だといえます。



2.犬からみる世界は視野が広い

何かを見つめる犬 人間が見渡せる視野は、せいぜい180度といわれていますが犬の視野は違います。

なんと250~270度という広い範囲を見渡すことができるといわれています。

更には動体視力にも優れており静止している対象より素早く動く対象であっても目で捉えることが可能なのです。

特に優れた犬種ならば動いている対象を800~1,500メートルも先まで捉えられるといいます。

その特性を生かして警察犬や牧羊犬としても活躍する場面があります。

では色はどうなのでしょうか。

実は犬の目は、青色~黄色にしか反応しないので青色と黄色、その2色の中間色しか認識することができません。

人間が見える赤は暗いグレーに見えており、緑・黄色・オレンジ色は黄色に近い色、そして紫、青は青に近い色に見えているとされています。

人間と犬の色別認識力の違いは明らかで、犬の色の世界は限られた色にしか見えていないのです。

色彩豊富な綺麗な景色も、犬から見ると色の種類は少ない状態で見えているといえます。

このことから、遊びに使うボールやオモチャにも『見やすい色』『見にくい色』が出てくるわけです。

特に赤い色のボールは芝生の上では非常に見にくくなってしまいます。



3.犬の瞳の色は様々で暗闇に強い

こちらを見つめる犬 良く見ると犬の瞳の色は様々だと知っていましたか?

実は瞳孔の大きさを調整する虹彩といわれるものの色により犬の瞳の色は変わってきます。

虹彩には色素が含まれているので、その色素の量により黒~青まで幅広い瞳の色が生まれるわけです。

そして犬といえば暗闇で車のライトや懐中電灯で照らされると『目が光る』というのも特徴ですね。

それは犬だけでなく、多くの動物にも見られることですが、それは『タペタム』といわれる犬の目の網膜の後ろにあるものが作用しているからです。

そのタペタムといわれる反射鏡の働きを持つ網膜は、網膜で感受されなかった光を増幅させ網膜の光を受けとる細胞を刺激します。

その結果、光を最大限に捉えることができて暗闇でも見えることに繋がっているわけです。

まとめ

本記事で犬の目について知っていただけたかと思います。

また、嗅覚、聴覚が優れているものの、意外と視力が弱いということもお分かりいただけたのではないでしょうか。

これを知ることで犬と遊ぶ際のオモチャの色のにも工夫をしたり、普段生活する上で配慮してあげなければならないことも見えてくるでしょう。

見づらいと口には出せない犬ですが、その気持ちを思えば工夫は容易いことでしょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


 

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