2018年12月8日

犬が嫌う屋内のニオイ4選

人間にとっても『嫌だなぁ』『不快だなぁ』なと感じる臭いは沢山ありますよね。

人間が不快だ!と感じる臭いの中で犬も同様に不快に感じてる臭いがありますし、もっと言うと嗅覚が発達した犬は人間以上に臭いをキツく感じてるのです。

さて、犬が嫌だと感じる臭いにはどのようなものがあるのか、具体的に説明して参りましょう。

1.柑橘系や酢などの刺激臭

目をつぶる子犬の柴 基本的に犬は刺激臭が大嫌いです。

中でも代表的なのは柑橘系や酢ですね。

特に柑橘系は人間は大好きな臭いですが、犬は真逆となります。

実は、臭いが嫌いなだけでなく柑橘類の皮に含まれる『柑橘精油』という揮発性の高い物質が犬の嗅覚を過度に刺激し、生理的に不快感を感じたり実際に刺激を受けるからなのです。

酷くクシャミをしたりして離れていくのは、その刺激が辛いからなのです。

その他に『たまねぎ』ですね。

これは犬には食べさせてはいけないものとして知られていますが、食べさせてはいけないだけではなく臭い自体も犬は大嫌いです。

2.タバコの臭いや煙

何かを見つめる子犬 最近では人間界でも分煙化され、タバコの臭いや煙は社会問題にもなっていますね。

これは犬にとっても同じことがいえます。

いくらベランダの外や換気扇の下でタバコを吸っても、飼い主の指先や体に臭いがついていますから犬にはバレバレです。

嗅覚が優れた犬は、その臭いに対して敏感に反応していますよ。また、それを『不快』だとも感じてもいるのです。

不快に感じてるだけではありません。

煙により重度のアレルギー性鼻炎や肺の病気になってしまう犬もいます。

人間の子供と同じですよね。

人間より体の小さな犬は非常にタバコの影響を受けやすいです。


3.お酒類のアルコール臭

顔を伏せるポメラニアン 基本的に犬はアルコールが物凄く苦手であり酒に弱いです。

ふざけて一口舐めさせようものならフラフラになり酔ってしまいますので、そのような悪ふざけは控えるべきでしょう。

舐めただけでそうなりますし、アルコールの臭いを嗅いだだけでも酔う場合だって勿論ありますよ。

嗅覚が優れた犬からすると、鼻を突き刺すような刺激臭だと感じてしまいます。

家族みんなが酒好きで、家の中全体が酒臭い場合やアルコールを飲んだ飼い主の口や体から臭うアルコール臭にも不快感をおぼえています。

飼い主が泥酔してアルコール臭を撒き散らしながら室内を歩いてると、人間でも『臭い!あっち行って!』と感じますよね。

そうして執拗に愛犬にベタベタしつこくすると、場合によっては噛まれたりする場合があるので注意しましょうね。

4.香水やヘアースプレーの人工的な臭い

何かに注目する子犬の柴 犬が大嫌いな臭いとして『人工的な匂い』が挙げられます。

人間からすると、ほのかに香る程度の香水は良い香りと感じますが、人間の何倍の嗅覚を持つ犬からすれば良い香りどころか警戒される臭いだとされています。

香水だけじゃありません。へアスプレーやワックス、ムース、化粧品、マニキュアや制汗スプレーも同様です。

人間ですら香水をつけすぎてる人に対しては相当な不快感をおぼえますし、それが食事の席なら尚更です。

基本的に人工的に作られた化学物質による強い臭いは犬は嫌いだとお考えください。

元々自然界で暮らしていた動物にとっては、まさに未知の世界の刺激臭は警戒されて当たり前の臭いなのです。

『家の犬は嫌がらないから大丈夫』そう思う飼い主さんもいるでしょう。

しかし、犬からしてみると、平気な顔をしているように見えてても何とも思ってないわけではないのです。

本音は『臭いな、嫌だな』と思っているので、特に香水のつけすぎは注意しましょう。

まとめ

人間と同じく犬も嫌だなと思うニオイがあることをよくご理解いただけたと思います。

人間の何倍もの嗅覚とは、人間からすると想像もつかない嗅覚のレベルですね。

しかし、一つだけいえるのは、人間よりも不快なニオイとして感じているレベルが非常に高いということであり、そう考えると生活を改めなくてはいけないなと思う部分もありますよね。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい

PAGE TOP