2018年3月29日

犬を乾燥から守る対策法とは?

犬は全身が被毛で包まれていることもあって、ほとんど皮膚を見る事が出来ません。

しかし、人の皮膚と同じように犬の皮膚も乾燥します。

そして、これを放置すると肌荒れに繋がります。

ここでは、犬の乾燥対策についてご紹介します。

犬も人間と同じように乾燥する

干されている子犬たち 犬の角質層は人間の3分の1~5分の1ほどしかありません。

そのため、人間と比べても非常に乾燥しやすくデリケートです。そのため、冬になると肌が乾燥してトラブルを起こすことがあります。

また、季節の変わり目も、肌が環境の変化に対応できずに荒れてしまうことがあるので要注意です。

犬の皮膚は、被毛に隠れているため変化に気付きにくいですが、皮膚が乾燥しているときには被毛にも変化が現れます。

毛がパサパサして艶がなくなっていたら、皮膚の状態をチェックするようにしてください。

効果的な犬の乾燥対策

シャンプー中の犬 乾燥したときに保湿クリームを塗る人は多いと思いますが、犬は被毛があるため皮膚に直接クリームを塗布することはできません。

そのため、他の方法で皮膚の潤いを守る必要があります。

ここでは、効果的な犬の乾燥対策をご紹介します。

加湿

室内飼いの犬であれば、1日のほとんどを過ごす部屋の中を加湿するだけで皮膚の乾燥をかなり防ぐことができます。

加湿器を使って、部屋の温度を60%ほどに保つようにしましょう。

また、洗濯物を部屋干しするのも空気の乾燥を防ぐために効果的です。

暖房器具

一番皮膚が乾燥しやすい季節は、やはり冬です。

もともと空気が乾燥していることに加え、暖房器具を使うことでさらに乾燥してしまいます。

もちろん温度管理は大切ですが、それで乾燥し過ぎるのは問題です。

ヒーターやストーブなどを付けっぱなしにしていないかなど、今一度暖房器具の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

シャンプー

定期的に愛犬のシャンプーをしているという飼い主は多いと思います。

シャンプーは犬の皮膚を清潔に保ち、皮膚病を防ぐためにも大切なことです。

しかし、洗浄力の強いシャンプーは汚れだけではなく必要な皮脂も落としてしまいます。

シャンプーをするときには保湿力の高いシャンプーを使い、ぬるま湯でしっかり流すようにしてください。

水の摂取量

肌の水分量は、摂取する水分量と関係しています。

水を飲む量が少ないと感じたら、飲水量が増えるように工夫してみるといいでしょう。

動物病院では犬用のスポーツドリンクのようなものも取り扱われているので、なかなか水を飲んでくれないときにはそれを活用してみるといいかもしれません。

食事

湿度が十分であるにもかかわらず肌がカサカサしているのであれば、それは栄養不足が原因かもしれません。

与えているドッグフードが愛犬に合っているかどうかを今一度確認してみてください。

またフードを手作りしている場合は、バランスの良い食事を心がけましょう。


皮膚の乾燥は病気の可能性も?

犬が床に伏せている様子 空気の乾燥が原因で肌が乾燥しているのであれば、適切な対策をすることで肌の状態は改善していきます。

もし皮膚の状態が良くならないのであれば、それは何かしらの病気が原因なのかもしれません。

肌のカサカサがひどくなる病気としては、以下のものが考えられます。

・アレルギー
・アトピー
・角化症、脂漏症
・細菌感染、真菌感染

肌の乾燥が長期間にわたり続く場合はこれらの病気の可能性があるので、動物病院で一度診てもらうことをおすすめします。

まとめ

舌で鼻を舐めている犬 犬の肌はデリケートで乾燥しがちですが、適切な対策をすることによって肌の状態を改善することができます。

また、乾燥しにくい環境に整えることは人間にとっても大きなメリットがあります。

冬には乾燥対策を行って、愛犬の肌を守ってあげてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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