2018年5月16日

子犬におやつは必要?注意すべき点について

夢中になってものを食べている子犬の姿はとても愛らしいもので、いつまで見ていても飽きることがありませんね。

でも、犬は自分が食べる量を加減することができないので、与えれば与えるだけ際限なく食べてしまうので注意して下さい。

可愛らしい顔や動きで「もっと食べたい!」と求められると、つい与えてあげたくなる気持ちは理解できますが、心を鬼にして1回に食べる量を制限する必要があります。

今回は愛らしい子犬の健康管理の基本となる食事、特に「おやつ」をどうやって与えるべきなのかを紹介します。

子犬にとっておやつの役割とは?

床で遊ぶフレンチブルドッグ 犬種や個体差があるものの、一般的には生後12ヶ月までの間の犬を「子犬」として扱います。

人間よりも遥かに成長のスピードが速い犬は12ヶ月の間に急速に成長するため、この子犬の期間は体を造るために非常に重要な期間であり、子犬の時期の栄養環境で犬の一生の健康状態が決まるといっても過言ではないほど貴重な期間だといえます。

可愛いからといって余りにも早い時期から犬用おやつを与えてしまうと、体を造るために必要な栄養素がバランスよく配合されているドッグ・フードの食いが悪くなることもあり、偏食癖が付いてしまう可能性があるので、子犬の時期には犬用おやつを与えるのは控えた方が良いと言えるでしょう。

子犬に与えるべきではない問題のあるおやつとは?

ソファでくつろぐフレブルの子犬 急速な勢いで成長する子犬は、摂取した食べ物を猛烈に吸収しながら成長していきます。

もしこの時期に犬用おやつを与えるのであれば成犬に与えるもの以上に「質にこだわる」必要があります。

量販店で販売されている犬用のおやつには食品添加物を大量に含むものもありますので、これらは避ける必要があります。

海外で生産される犬用のおやつは確かにリーズナブルで手を出しやすいものですが、子犬の健康を考えるとリーズナブルなおやつは、「原材料の質や食品添加物の危険性が向上する」ことを忘れずに犬用おやつを選んであげてください。


初めてのおやつを子犬へ上手に与える方法とは?

何かを見つめるフレブルの子犬 何事も経験値が低い子犬は、初めて口にする犬用おやつで思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。

子犬の時期に与えるおやつは通常の食事となるドッグフードなどを少しだけ与えるのが理想的なのですが、どうしても犬用おやつを与える場合には、次に挙げることに注意しながら与えましょう。

体質に合うかどうかを確認する

最初に少量だけを与え食べた後の様子をみます。

問題がなければ翌日から与え続けることも可能ですが、嘔吐や下痢などを起こした場合は、おやつが合わないと考え、原因となった犬用おやつを持ってかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

大きなままで与えない

現在は子犬用、成犬用など販売されている犬用のおやつの種類も多種多様です。

口が小さく、アゴの力が弱い子犬に大きな固形のおやつを与えると喉に詰まらせたりする危険性がありますので、小さくした状態で与えるようにしましょう。

おやつの種類にも注意する

骨やヒズメ、犬用ガムなどが販売されていますが骨やヒズメは硬いので歯を折ってしまう危険性があり、犬用ガムは遊んでいるうちにうっかり丸呑みしてしまうことなどがあります。

子犬におやつを与える動機付けとは?

成犬のフレブル 子犬におやつを与える場合、むやみに与えてしまうとせっかくのしつけのチャンスを逃してしまします。

生後3~6ヶ月の子犬は体の成長と共に社会性を身に付ける時期だといえます。

このタイミングでしっかりと人間との共存を理解させることで、子犬の一生が左右されるといっても過言ではありません。

しつけを行いタスクを達成できた場合におやつを与えることで、しつけの効率が向上しますが、タスク達成時に常におやつを与えると「タスク達成=おやつがもらえる」と勘違いしてしまいます。

重要なのは愛情を込めて声掛けをしながら頭や背中などをなでてやるなどのスキンシップを優先させ、おやつはしつけの際の補助だと位置づけておやつで釣るようなしつけは避けましょう。

まとめ

可愛い子犬が喜んでくれるからといって、ついついおやつを与えすぎてしまうと肥満などの健康障害の原因となります。

愛犬の健康管理は飼い主の義務であり、しつけを行うことも大切な仕事です。

子犬におやつを与える際には「与えすぎないこと」、「しつけに利用すること」を心掛けながら与えましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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