2018年12月9日

冷静に対応を!犬のおもちゃに関するトラブルと対処法まとめ

最近では多くの種類の犬のおもちゃが販売されていて、犬用おもちゃをたくさん愛用しているという家庭も多いでしょう。しかし、便利なはずの犬用おもちゃによってトラブルが起きることもあります。

ここでは、おもちゃに関するトラブルとその対処法についてまとめました。

犬がおもちゃを食べてしまったときの対処法

何かを咥えて話さないポメラニアン
犬のおもちゃに関するトラブルで一番危険なのは、やはり誤飲だと思います。噛みちぎった拍子に飲み込んでしまうことが多いですが、ペーストを中に詰めるコングなど、おいしい味がするおもちゃだとパワフルなワンちゃんはつい食べようとしてしまうこともあるようです。

おもちゃを食べてしまったときに怖いのは閉塞で、おもちゃが食道に詰まると呼吸困難に陥ってしまう危険性があります。

また、胃を傷つけたり腸に詰まったりすることもあります。最悪の場合は死に至ることもあるため、誤飲に気付いたらすぐに対処しなければいけません。

一番の対処法は、動物病院に電話して応急処置を教えてもらうことです。自己判断で吐き出させようとしたりすると逆効果になることもあるので、冷静に獣医師の指示を仰ぐようにしましょう。

犬がおもちゃ以外で遊んでいるときの対処法

ロープの引っ張り合いで遊ぶジャックラッセルテリア
犬がおもちゃ以外で遊んでいて、それを離すように指示をしても、なかなか離さないときがあります。犬がこのような行動をとる時は、それ以上興奮させないよう静かにゆっくりとした動作で対応しましょう。

「こらっ○○!(名前)」など、声をあげてしまうと犬がさらに興奮したり、悪い場合は机の下などに逃げ込んでしまうことも。焦った拍子に誤飲、と言ったこともあるので落ち着かせつことが大切です。

ビニール袋の音をさせる、食器を動かしてみるなど、他のものに注意を活かせる方法も効果的です。


犬がおもちゃを頻繁に持ってくるときの対処法

おもちゃを咥えてこちらを見ているロットワイラー
結論からお話しすると、「数回に一度はきっぱり断りましょう」!

犬がおもちゃを持ってくるのは「一緒に遊んでほしい」「構ってほしい」のサインです。遊び好きのワンちゃんは、遊んで欲しい時におもちゃを持っておねだりに来ることがあり、その姿はとても愛らしいんですよね…。

基本的には、犬がおもちゃを持ってきたときに遊んであげるのは問題ありません。しかし、忙しくて時間がないときには拒否して大丈夫です。しつけの面から考えても、常に遊びの要求に応えることはあまり好ましくないと言われています。

「いつも遊んでもらえるわけではない」と理解することによって、犬は我慢することを覚えていきます。

犬がおもちゃを壊すときの対処法

ぬいぐるみを壊して綿だらけになっているラブラドールレトリバー
買ってきたおもちゃをすぐに壊されてしまうと、飼い主としてはがっかりしてしまうかもしれません。しかし、犬がおもちゃを噛んだり振り回したりするのは自然なことです。

そのため、犬がおもちゃを壊すこと自体はあまり気に留めなくてもいいでしょう。声を荒げて怒っても“壊したこと”を責められているとは理解できませんし、犬に(他のことで怒っていると)誤解を与える可能性もあります。

しかし注意したいのは、ストレス解消のためにおもちゃを壊している可能性があるということです。おもちゃを壊す以外にもストレスのサインが出ていたら、生活の中にストレスの原因がないか考えてみてください。

犬がおもちゃで遊ばないときの対処法

犬があまりおもちゃに夢中にならないのは、そのおもちゃに飽きてしまったからかもしれません。常におもちゃを与えていて、遊びの時間にメリハリのない状況のワンちゃんに起こりやすいケースと言えます。

また、おもちゃで一人遊びをするよりも飼い主と遊びたいと思っている場合もあります。犬は飼い主とコミュニケーションを取るのが大好きな動物なので、時間があるときにはたっぷり構ってあげてくださいね。

ボールのそばで伏せをしているラブラドールレトリバー 多くの犬は、おもちゃで遊ぶことが大好きです。たまにおもちゃが原因でトラブルが起きることもありますが、正しい対処さえ覚えておけば問題ありません。

ぜひ愛犬と一緒におもちゃで遊んで、より強いきずなを築いていってくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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