2019年3月20日

愛犬がドッグフードを残す時に考えられる5つの理由

ごはんの時間が大好きなはずの愛犬が、ある日突然フードを残すようになったら心配ですよね。

犬は言葉が喋れないので残す理由を直接聞くことはできませんが、普段の生活や前後の状況によっては思い当たることもあるはずです。

犬がフードを残す理由① 体調不良による食欲不振

フードを食べるフレンチブル
一番に考えられるのは体調不良により食欲を無くしている状態です。

腹痛、吐き気、発熱など、人間と同じように風邪のような症状がでることもあります。

また子犬の場合には寄生虫がお腹の中に発生した時に成犬よりも症状が強く出るため、食欲不振に陥るわんちゃんもいます。

徐々にご飯を残す量が増えたり、いつもよりご飯の食い付きが悪い時は体調不良の初期症状かもしれないので、早めに獣医師の診察を受けましょう。

犬がフードを残す理由② ストレスによる食欲不振

ペットホテルでの泊まりや引っ越しなど、環境の変化によりストレスを感じてご飯の食べが悪くなるわんちゃんがいます。

なかには飼い主さんが外出している間ご飯を食べないという犬もいるそうです。

この場合は心理的な原因なので、その部分が解決されれば食欲は戻ると考えられます。

ただし、ストレス自体は病気でなくても、分離不安症をはじめとした心因性の体調不良を引き起こす可能性もあるので、ストレス要因がわかっている場合は減らしていけるよう意識してあげましょう。


犬がフードを残す理由③ フードを変えたことによる警戒

フードを食べるジャックラッセルテリア
もしもフードを変えた直後から食欲が減少している場合、フードの好みまたは新しいフードへの警戒心が原因となっている可能性があります。

食べ慣れていないフードだから残している、という場合には特に何もせず置いていたらいつの間にか完食している事もありますが、あまりにも多くの量を残していたり、見向きもしなくなるようなら方法を考えましょう。

「これは食べないから」と、どんどんフードの種類を変える方法は、かえって状況を悪化させたり、犬のわがままを通す習慣をつくってしまったりするリスクがあるため、おすすめできません。

フードの切り替えを行う際はできる限り前のフードと混ぜながら徐々に、など、犬が新しいものを自然と受け入れらるよう工夫してあげてくださいね。

飼い主さんの手の平に乗せて差し出すと食べ始めたというケースも多いので、まずはこの方法を試してみましょう。

犬がフードを残す理由④ 老化による食事量の変化

屋外で座っているシニアのチワワ
毎日走り回るような元気な性格の犬でも、年齢を重ねることで運動量が徐々に減っていきます。

運動量が減ったことでお腹の減るタイミングも少なくなるのです。

この場合は自然な老化現象なので、無理にフードを食べるよう促す必要はありません。

運動量が減っている分、逆に肥満の原因となってしまいます。

まだ高齢ではないのに突然食欲がなくなったという場合は体調不良の可能性もあるため、念のためかかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。

犬がフードを残す理由⑤ 歯が痛いなどの口内トラブル

シニア犬の場合は歯周病をはじめ歯が弱ったことで「お腹はすいたけど食べにくい」という状態になっている可能性もあります。

同様に、若い犬でも歯や口内に痛みなどのトラブルによって、ご飯を食べなくなっているケースも。

デンタルケアの習慣が無い場合は口内トラブルに気づきにくいため、この可能性を疑ってみてください。

歯磨き中のヨーキー
ご飯を残す理由は一つとは限りません。愛犬がご飯を残すようになったら放置せずに、早めにその原因を見つけてあげて対処するようにしましょう。

また、普段の食事量やタイミングを把握しておくと、獣医師に相談する際に具体的な状態を伝えることができます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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