2017年6月22日

ボーダーコリーってどんな犬?魅力と飼うときのポイント

自宅に新しく迎える犬として、ボーダーコリーを検討している人もいると思います。

可愛らしくかつ頭のよいボーダーコリーは、とても魅力的な犬種ですよね。

しかし、ボーダーコリーは誰にでも簡単に飼育ができる犬種ではありません。

ここでは、ボーダーコリーの特徴や飼育のポイントなどをご紹介します。

ボーダーコリーを飼うことを考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ボーダーコリーの特徴

7匹のボーダーコリー(レッドカラー、トライカラー、ブラック&ホワイト、ブルーマール) ボーダーコリーは、イングランドとスコットランドの境目付近が原産の犬種です。

8世紀から11世紀ごろに、スカンディナビア半島から持ち込まれた犬とイギリス土着の犬が交雑して現在のボーダーコリーに近い形になったと考えられています。

中型犬の中ではやや大きめのサイズで、コリー系らしい先の細いマズルが特徴的です。

毛色はバラエティに富んでおり、一般的に知られるブラック&ホワイト以外にも、レッド、ブルーマール、トライカラーなどがあります。

性格は全体的に穏やかで静か、攻撃性が低いといわれていますが、しつけ方によって大きく変わります。

これが、ボーダーコリーの飼育は初心者には難しいといわれる所以です。

ボーダーコリーがかかりやすい病気としては、股関節形成不全、肘関節異形性、セロイドリポフスチン症(CL病)などが挙げられます。

なかでも脳の神経細胞を侵すセロイドリポフスチン症(CL病)には治療法がなく、発症するとそのまま死へとつながってしまいます。

平均寿命は10歳~15歳ほどで、大型犬よりはやや長生きするといわれています。少しでも健康に長生きしてもらうために、食事や運動には気を配りましょう。

ボーダーコリーのお値段は、毛色によって異なります。レッドなどの珍しい毛色はやや高額に設定されているようです。ブリーダーから購入する以外に、里親になるという方法もありますよ。

ボーダーコリーは優秀な牧羊犬

羊のそばを歩くボーダーコリー ボーダーコリーは、牧羊犬として活躍してきた犬種です。ボーダーコリーのすごいところは、力を使わずに多数の羊をまとめあげる能力があることです。

姿勢を低くして羊たちをにらみつけることで、家畜を上手く従わせてしまうのです。

牧羊犬として知られる犬種としては他にもコーギーなどがいますが、家畜の足を噛むなど力を使って従わせます。

吠えたり噛んだりせずに家畜をまとめることができるのは、ボーダーコリーだけだといわれています。


ボーダーコリーは最も知能の高い犬種?

砂浜に伏せる2匹のボーダーコリー あらゆる犬種のなかでも最も頭が良いことで知られているのが、ボーダーコリーです。

ドイツの研究チームによれば、9歳のボーダーコリーは約250の単語を理解することができるそうです。

非常に賢い犬種のため、他の犬種では対応できない難しい指示に従うこともできます。

ボーダーコリーは運動神経抜群!

ジャンプしているボーダーコリー ボーダーコリーは頭が良いだけではなく、運動神経も抜群です。

フリスビーやアジリティなどのドッグスポーツをすれば、競技に参加したときに大活躍してくれるでしょう。

飼い主の高度なコマンドに素早く対応できる頭の良さも発揮できます。

賢いがゆえにボーダーコリーはしつけが大切

柵によりかかるボーダーコリー 賢いことで有名なボーダーコリーは、飼いやすいと思われがちです。

しかし、ボーダーコリーはしつけ次第で素晴らしいパートナーにも扱いづらい犬にもなります。

ボーダーコリーを飼うときには、生後1年までは徹底的にしつけをする覚悟をしなければなりません。

実際には、上手にしつけをできない飼い主も大勢います。

ボーダーコリーのしつけを難しくしているのが、そのかわいさです。特に仔犬のうちはかわいいが故に過保護に甘やかしたくなってしまうのです。

かわいさに負けてしつけを怠ると、ボーダーコリーは飼い主の言うことを聞かなくなります。

家庭の中で自分が主人になったと思い、飼い主を見下してしまうのです。わがままになったり、攻撃的になったりすることもあります。

このような状態になると家庭で飼い続けることが難しくなり、せっかく飼い始めたボーダーコリーを手放すことになってしまいます。

実際に、ボーダーコリーの飼育放棄をする飼い主は少なくありません。

アメリカでは、保健所に連れて行かれる数が最も多い犬種だといわれています。もちろん、これはボーダーコリーが悪いわけではありません。

飼い主が正しい姿勢でしつけを行えば、ボーダーコリーは最高の家庭犬となります。

頭のよいボーダーコリーだからこそ、ノーリードでも飼い主の隣をぴたっと歩くような素晴らしいパートナーに育てることも可能なのです。

ボーダーコリーの飼い方

葉っぱの冠をかぶっているボーダーコリー こちらでは、ボーダーコリーの飼い方のポイントをご紹介します。正しくコミュニケーションを取り、確固とした信頼関係を築きましょう。

しつけ

前述したように、ボーダーコリーはきちんとしつけることが何よりも重要です。飼い主が主人であることをはっきりさせ、上下関係を徹底的に叩き込みましょう。
飼い主がリーダーであることを教えるためには、何をするときも人間が先である必要があります。

食事をするときも外に出るときも、常に自分が先であることを意識しましょう。もちろん、散歩のときはリードウォークを徹底します。

通りたい道でボーダーコリーが寝ていたら、声をかけてどかせるようにしましょう。寝ているからといって、そっと避けて通る必要はありません。なめられるような行動は決してとってはいけませんよ。

散歩

比較的スタミナのある犬種なので、1日に2回、しっかりと散歩をさせましょう。しつけが入りやすい犬種ですが、牧羊犬としての本能から自転車などを追いかけてしまうことがあるので注意しましょう。

遊び

ボーダーコリーのように賢い犬種は、知能を使う遊びやトレーニングを好みます。運動神経のよさを生かして、ドッグスポーツを楽しむのもおすすめですよ。

ブラッシング

ボーダーコリーは被毛がダブルコートのため、抜け毛が多い犬種です。特に春と夏の換毛期には抜け毛が増えるので、こまめにブラッシングを行いましょう。

ボーダーコリーの飼い主に向く人・向かない人

ボーダーコリーを撫でている女性 ボーダーコリーは、誰でも飼うことができる犬種ではありません。ボーダーコリーを飼い始める前に、自分に飼い主としての適性があるかどうかをチェックしましょう。

ボーダーコリーの飼い主に向く人

・飼い主として厳格な態度でしつけができる
・愛犬が最高のパートナーに育つ過程を楽しみたい
・頭がよく、飼い主の指示に性格に従えるパートナーがほしい
・犬が成長したら、ドッグスポーツにトライしたい
これらの項目に当てはまるようであれば、ボーダーコリーの飼い主になる資質があるといえるでしょう。

ボーダーコリーの飼い主に向かない人

・仔犬のうちから、思い切り可愛がりたい
・主従関係をつくらず、友達のような関係になりたい
・かわいい飼い犬に厳しいしつけはしたくない
・スローペースで毎日過ごせる犬がいい
・室内か庭かにかかわらず、できるだけ自由に過ごさせたい
これらの事項にひとつでも当てはまるようであれば、ボーダーコリーを飼うことは考え直したほうがいいでしょう。

ボーダーコリーを正しく育てられなかったときに、一番不幸になるのはボーダーコリー自身です。

飼い主と犬が両方幸せになるためには、適した犬種を選ぶことが絶対条件です。どのような犬種が自分に合っているか、しっかりと吟味することが大切です。

まとめ

目隠ししているボーダーコリー ボーダーコリーは、賢くて運動もできる素晴らしい犬種です。だからこそ、飼い主を選ぶ側面があります。

ボーダーコリーを飼うと一度決めたら、覚悟をもってしつけを行ってください。

飼い主自身が立派な主人になれれば、ボーダーコリーはこれ以上ない最高のパートナーなってくれます。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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