2017年11月10日

【希少犬】アラスカン・マラミュートの魅力から歴史まで

シベリアン・ハスキーのような見た目の大きな犬、それがアラスカン・マラミュートです。

今回はアラスカン・マラミュートのルーツや飼い方、シベリアン・ハスキーとの違いについて解説します。

アラスカン・マラミュートに興味がある人はぜひチェックしてくださいね。

アラスカン・マラミュートのルーツ

雪の上に立つアラスカン・マラミュート
アラスカン・マラミュートは、その名前から分かる通りアラスカで飼われていた犬種です。

その起源は未だ明らかになっていませんが、最近の研究ではオオカミと近いDNAを持っていることがわかりました。

アラスカン・マラミュートは、長い間そりを引いたり狩猟をしたりする使役犬として活躍していました。

そんなアラスカン・マラミュートが欧米人によって発見されたのは18世紀のことです。

その後は、他犬種と交配が行われるようになって純粋なアラスカン・マラミュートの数は低下の一途を辿りましたが、1920年代以降の積極的な保護活動のおかげで純粋なアラスカン・マラミュートがまた増えるようになりました。

現在は家庭犬としても人気になってきています。

アラスカン・マラミュートの飼い方

草むらのアラスカン・マラミュート 温和で友好的なアラスカン・マラミュートは、家庭犬向きの犬種だといえます。

ここでは、アラスカン・マラミュートを飼うときのポイントをご紹介します。

しつけ

人間に対してはフレンドリーなアラスカン・マラミュートですが、他の動物に対しては警戒心を抱きやすいといわれています。

そのため、しつけでは他の動物に慣れさせることが大切です。

また、独立心が強く頑固な一面があるので主従関係は徹底して教え込むようにしてください。

運動

アラスカン・マラミュートは身体が大きく体力もあるので、しっかりと運動させる必要があります。

散歩は1日2時間程度を目安に行ってください。

なお、力が強い犬種なので子どもに散歩させることは避けましょう。

被毛の手入れ

もこもこした容姿から想像できるように、被毛の手入れはかなり手間がかかります。

春と秋の換毛期は特に抜け毛が多いので、小まめにブラッシングを行うようにしましょう。

また、部屋を衛生的に保つためにも抜け毛の掃除はしっかりと行ってください。

熱中症対策

強そうな外見のアラスカン・マラミュートですが、寒い地域原産の犬種なので暑さに弱いです。

熱中症にならないように、夏は室内で過ごさせる、散歩は涼しい時間帯に行うなどの対策を行いましょう。

留守番させるときも室内が暑くなりすぎないように十分注意してくださいね。


アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーの違い

空を見上げるアラスカン・マラミュート 容姿が似ていることからアラスカン・マラミュートはシベリアン・ハスキーと混同されがちですが、実際には多くの面で異なります。

大きさ

それぞれで見ると似ているアラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーですが、並ぶと大きさがまるで違うことに気が付きます。

シベリアン・ハスキーは体長50~58㎝、体重16~27㎏なのに対し、アラスカン・マラミュートは体長58~63㎝、体重34~38㎝と、ひとまわり大きな身体をしています。

性格

アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーでは性格も異なり、シベリアン・ハスキーはより甘えん坊な性格をしています。

アラスカン・マラミュートは人懐こい従順な性格ではありますが、自立心が強いのがシベリアン・ハスキーとの大きな違いです。

まとめ

遠くを見つめるアラスカン・マラミュート アラスカン・マラミュートの子犬はまるでぬいぐるみのように可愛らしく、衝動的に飼いたくなってしまう人もいるかと思います。

しかし、性格は温和でも力の強い大型犬です。

アラスカン・マラミュートを飼うときには、飼育できる環境が整っているかをしっかり考慮するようにしてください。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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