2017年11月15日

【ギネス高齢記録犬種】オーストラリアン・キャトル・ドッグの魅力から歴史まで

オーストラリアン・キャトル・ドッグは、名前から分かる通りオーストラリア原産の犬種で、牧牛犬に分類されます。

日本ではほとんど見かけない犬種ですが、野性的な雰囲気を備えているとても魅力的な犬種です。

今回は、オーストラリアン・キャトル・ドッグについてまとめました。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの歴史

落ち葉の上でこちらを見るオーストラリアン・キャトル・ドッグ 1800年代にはオーストラリアで牧畜が始められましたが、広い土地で半野生化した牛たちの暴走を止めることができる犬はいませんでした。

そこで牧牛犬として作出されたのがオーストラリアン・キャトル・ドッグです。

交配にはスコットランド生まれの「ブルーマール」や忠誠心の強い「ダルメシアン」、強い肉体を持つ野生犬「ディンゴ」などが使われました。

オーストラリアン・キャトル・ドッグは牧牛犬として作られたため、広大な大地を走り回れる強靭な肉体と大量の牛たちを統率できる精神力を兼ね備えています。

牧牛犬はヒーラーと呼ばれるため、地域によって「クイーンズランド・ヒーラー」「オーストラリアン・ヒーラー」などと呼ばれていたそうです。

オーストラリアン・キャトル・ドッグの特徴

草むらの上でこちらを見るオーストラリアン・キャトル・ドッグ オーストラリアン・キャトル・ドッグは中型犬に分類される犬種で、筋肉質な体格をしています。

野性的な容姿もこの犬種の特徴で、その鋭い顔つきには昨今流行りの愛玩犬にはない魅力があります。

被毛はブルー・ローンやタン・ローンで、どんな気候にも適応することができます。

性格は聡明で、飼い主に対して忠実です。ただし、独立心が強い一面があるので見知らぬ人に対して愛想を振りまくことはしません。

また、高い忍耐力をもっており度胸もあります。


オーストラリアン・キャトル・ドッグの飼い方のコツ

3頭のオーストラリアン・キャトル・ドッグ

運動

活発でスタミナがある犬種なので、相当な運動量が必要です。

運動不足になるとストレスが溜まってしまうので、散歩は1日2回、1回あたり1時間を目安に行いましょう。

ドッグスポーツを一緒に楽しむのもおすすめです。

ブラッシング

抜け毛を放置すると皮膚病の原因となってしまうので、最低でも週1回はブラッシングを行うようにしてください。

抜け毛が増える春と秋の換毛期は、小まめに被毛のケアをするようにしましょう。

しつけ

オーストラリアン・キャトル・ドッグは教えたことを比較的すぐに吸収できるので、しつけそのものは難しくありません。

ただ、飼い主が頼りないと自分を上だと主張するようになります。

毅然とした態度で接し、上下関係をしっかりと教えるようにしていきましょう。

オーストラリアン・キャトル・ドッグがかかりやすい病気

遠くを見つめるオーストラリアン・キャトル・ドッグ オーストラリアン・キャトル・ドッグは、遺伝的に聴覚障害や視覚障害を患いやすいといわれています。

特に注意すべき病気は進行性網膜萎縮症で、最悪の場合失明に至ります。また、股関節に異常が起こる股関節形成不全にもなりやすいといわれています。

なお平均寿命は10~13歳ですが、ギネスブックで世界最高齢記録を持つ犬はオーストラリアン・キャトル・ドッグです。

ブルーイーという名前の犬で、29歳5か月という驚くべき長寿記録を残しました。

まとめ

フリスビーで遊ぶオーストラリアン・キャトル・ドッグ オーストラリアン・キャトル・ドッグはタフな犬種で少しの散歩では満足できないので、飼うにはそれなりの覚悟が必要です。

ライフスタイルに合わない犬種を選ぶと、飼い主も犬も不幸になってしまいます。

オーストラリアン・キャトル・ドッグを飼いたいと考えている人は、生涯責任を持って面倒を見られるかどうかよく考えてみてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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