2017年11月16日

オールド・イングリッシュ・シープドッグの魅力から歴史まで

オールド・イングリッシュ・シープドッグは、2015年に放映されたドラマ「Dr.倫太郎」で主人公の飼い犬として登場した犬です。

フワフワした被毛が身体全体を包んでおり、まるで大きなぬいぐるみのような容姿をしています。

今回は、そんなオールド・イングリッシュ・シープドッグについてご紹介します。

オールド・イングリッシュ・シープドッグの歴史

芝生の上に座るオールド・イングリッシュ・シープドッグ イングランド原産の犬種で、名前に「オールド」とありますが、実際は比較的新しい犬種です。

初めて作出されたのは18世紀後半から19世紀頃だと考えられており、文献にそれらしい記録が残っています。

オールド・イングリッシュ・シープドッグは牧羊犬として人間に使役してきた犬種で、家畜が長距離移動する際に誘導・護衛を行う役目を果たしていました。

この頃のイギリスでは作業犬には税金が課されていなかったため、作業犬である印として断尾が行われていたそうです。

オールド・イングリッシュ・シープドッグがアメリカに渡ったのは19世紀末頃で、ゆったりとした容姿から大人気の犬種となりました。

かつては気性が荒い個体が多くいましたが、近年のオールド・イングリッシュ・シープドッグはかなり落ち着いた性格になっているようです。

オールド・イングリッシュ・シープドッグの特徴

こちらを見つめるオールド・イングリッシュ・シープドッグ オールド・イングリッシュ・シープドッグは、体高61㎝ほど、体重30㎏ほどの大型犬です。

最大の特徴はやはりその容姿で、フワフワ、モコモコ、などとよく形容されます。

どっしりとした体つきをしており、体を揺らしながら歩く姿は非常に独特です。

かつては断尾されることが多かったオールド・イングリッシュ・シープドッグですが、家庭犬として飼われるときには断尾しないことも多いようです。

性格は穏やかで、飼い主に従順な性格をしています。

基本的にフレンドリーで面倒見の良い性格をしていますが、稀に攻撃性をみせることがあるので注意しましょう。

飼い主と過ごす時間が大好きで、よく甘えてきます。

オールド・イングリッシュ・シープドッグを飼ったらたっぷりと構ってあげましょう。


オールド・イングリッシュ・シープドッグを飼うときのポイント

正面を見るオールド・イングリッシュ・シープドッグ しつけが難しいときがあるため、初心者向きとはいえないオールド・イングリッシュ・シープドッグですが、家庭犬としての素質は十分にあります。

オールド・イングリッシュ・シープドッグを飼うときのポイントをご紹介します。

しつけ

穏やかとはいっても大型犬なので、しつけが不十分だと扱いにくい犬になります。

子犬のうちからしっかりとトレーニングを行い、飼い主との上下関係を教え込むようにしましょう。

運動

大型犬なので、やはりそれ相応の運動量を必要とします。散歩は1日1~2時間ほどを目安に行いましょう。

ボール遊びなど体力を使う遊びを取り入れるのもおすすめですよ。

被毛のケア

見た目からもわかる通りかなり毛量の多い犬種なので、小まめなケアは必須です。

特に換毛期にはかなりの抜け毛の量になるので、最低でも週に3~4回はブラッシングを行いましょう。

オールド・イングリッシュ・シープドッグがかかりやすい病気

伏せてこちらを見るオールド・イングリッシュ・シープドッグ 遺伝的な疾患として多いのは心臓病で、年齢にかかわらず発症リスクがあります。

その他には進行性網膜萎縮症や白内障、股関節形成不全、胃捻転、甲状腺機能低下症などの疾患にかかりやすいといわれています。

また被毛のケアが不十分だと皮膚疾患につながるので、手入れを怠らないようにしてください。

外耳炎にもなりやすい犬種なので、小まめに耳掃除をしてあげましょう。

まとめ

芝生の上で佇むオールド・イングリッシュ・シープドッグ オールド・イングリッシュ・シープドッグは希少性が高くペットショップでは売られていないので、ブリーダーから直接購入することになります。

オールド・イングリッシュ・シープドッグを飼いたい人は実際に犬舎に足を運んで、良いブリーダーを選んでくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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