2017年11月17日

コーイケルホンディエについて

コーイケルホンディエは日本ではあまり見かけない犬種で、名前も聞いたことがないという人がほとんどかもしれません。

しかし、明るく陽気な性格をしており理想の家庭犬になれる資質を持っています。

ここでは、そんなコーイケルホンディエについてまとめました。

コーイケルホンディエの歴史

草むらに佇むコーイケルホンディエ コーイケルホンディエは、16世紀頃から鴨猟やアヒル猟で使われていた中型犬です。

銃が発明される前の猟で、フサフサの尻尾を利用して獲物をおびき寄せる役割を担っていました。

コーイケルホンディエという名前は、オランダ語で「鴨猟の犬」を意味するそうです。

猟犬でありながら親しみやすい性格のコーイケルホンディエは貴族から人気の犬種でしたが、戦争が始まってからは頭数が減少し絶滅の危機に追い込まれました。

しかし一部の熱心な愛好家の努力によって繁殖が行われ、1971年になってやっと原産国のオランダで正式に犬種登録されました。

現在は、探知犬や災害救助犬としても働いているコーイケルホンディエですが、オランダ以外での頭数は未だ多くはありません。

世界的に数の少ない犬種で、その希少性から値段はやや高額となっているようです。

コーイケルホンディエの性格

海辺でこちらを見るコーイケルホンディエ コーイケルホンディエは、温和で優しい性格をしています。

子どもや他の動物とも仲良くできるので、子どもがいる家庭や多頭飼いしている家庭でも飼うことができます。

ただし、警戒心が強くないことから番犬には向きません。

飼い主に対して服従心があるので、よく言うことを聞きます。

飼い主と一緒に過ごす時間が大好きなので、室内で飼ってたっぷりとコミュニケーションを取るようにしましょう。


コーイケルホンディエを飼うときのポイント

ドッグスポーツをするコーイケルホンディエ 性格は穏やかですが、もともと猟犬として作出されただけあり運動量は必要です。

散歩は1日2回、1回あたり1時間以上を目安に行いましょう。

体を動かす遊びを取り入れたりドッグスポーツに挑戦したりするのもおすすめです。

しつけは難しくない犬種だといえますが、子犬のうちは他の犬種と同様にやんちゃなので、手こずることはあるかもしれません。

おやつなどを使いながら、楽しくトレーニングを行うとよいでしょう。

しつけが成功すれば、誰にでも愛される犬に育ってくれますよ。

被毛の手入れは、ダブルコートながら比較的手間がかかりません。

ブラッシングは週に1~2回ほどのペースで行い、シャンプーも定期的に行いましょう。

コーイケルホンディエは遺伝病に注意

風に吹かれるコーイケルホンディエ コーイケルホンディエは、原産国であるオランダ以外の国では非常に希少な犬種で、日本国内でも繁殖を行っているブリーダーは限られています。

そのため、純血種は近親交配を行われている可能性があります。

コーイケルホンディエを飼うときには、遺伝病があるかもしれないことを念頭に置いておきましょう。

まとめ

花の中をこちらに向かってくるコーイケルホンディエ コーイケルホンディエは日本では珍しい犬種で、ジャパンケネルクラブに登録されている頭数は毎年わずか100頭ほどです。

とはいえ、決して家庭犬として向かないわけではありません。

これから犬を飼おうと考えている人は、ぜひコーイケルホンディエも検討してみてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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