2017年12月14日

バーニーズ・マウンテン・ドッグについて

バーニーズ・マウンテン・ドッグはスイスが原産の大型犬で、ゆったりと歩く姿が印象的です。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴や飼い方、かかりやすい病気などについてご紹介しますので、飼育を考えている人はご参考ください。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの特徴

バーニーズ・マウンテン・ドッグの身体的特徴としてオスはメスの一回り大きく、体高65㎝前後、体重40㎏前後の大型犬です。

被毛は直毛とウェーブの2種類があり、「ブラックとホワイトとタン」のトライカラーしかないのが大きな特徴です。

見た目はグレーター・スイス・マウンテンドッグと似ていますが、バーニーズ・マウンテン・ドッグのほうが毛が長く身体が小さめです。

性格は穏やかで優しく、フレンドリーです。家族に対して深い愛情をもち、コミュニケーションをとるのが大好きです。

孤独を嫌がるので、たっぷりかまってあげることが大切です。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの飼い方

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、理想的な家庭犬になる素質のある犬種です。

そんなバーニーズ・マウンテン・ドッグを飼うときのポイントをご紹介します。

しつけ

基本的に温和な性格をしているバーニーズ・マウンテン・ドッグですが、個体によっては攻撃性が高いこともあります。

子犬のうちから主従関係を徹底し、成犬になったときに問題を起こさないようにしましょう。

またバーニーズ・マウンテン・ドッグは人との触れ合いを好む犬種であるため、コミュニケーションが足りないとしつけも上手くいきません。

しっかりと触れ合う時間を取ってあげてください。

運動

バーニーズ・マウンテン・ドッグは大型犬としてだけでなく、運動量が重要な犬種です。

1日1～2時間、可能であればそれ以上の時間散歩させてあげましょう。運動不足はしつけが上手くいかない原因になります。

バーニーズ・マウンテン・ドッグを飼うときには、十分な運動時間を確保してあげる事ができるかを熟考するようにしてください。

バーニーズ・マウンテン・ドッグは寿命が短い

バーニーズ・マウンテン・ドッグの寿命は6～8年だといわれており、他の大型犬と比べても短めです。

8年以上生きることは珍しく、バーニーズ・マウンテン・ドッグを飼うときには短い時間を大切に過ごしてあげるようにしましょう。

バーニーズ・マウンテン・ドッグの寿命が短い原因の一つとして、遺伝病が多いことが挙げられます。

第一次世界大戦で絶滅の危機に陥ったときにやむを得ず近親交配が繰り返されたため、遺伝病を持つ個体が増えたことが原因だと言われています。

発症しやすい病気は以下(一部)のようなものがあります。

組織球種

バーニーズ・マウンテン・ドッグは組織球種を発症しやすく、さらに悪性である場合が多いといわれています。

初期であれば手術で取り除くことも可能なので、早期発見・早期治療を心掛けましょう。

股関節形成不全

股関節の形に異常がある状態を股関節形成不全といいます。

発症原因の7割が遺伝だといわれており、症状としては歩くときに身体が揺れる、スキップのような仕草をする、運動を嫌がるなどが挙げられます。

まとめ

バーニーズ・マウンテン・ドッグは、フレンドリーな性格をしており大型犬の中でも、家庭犬として向いている犬種です。

子どもとの相性も良く、小さな子どもがいる家庭でも飼うことができます。

大型犬のお迎えを検討している方は、ぜひバーニーズ・マウンテン・ドッグも候補に入れてみてください。