2018年1月7日

【エスキー】アメリカン・エスキモー・ドッグ の魅力から歴史まで

アメリカン・エスキモー・ドッグは、日本ではあまりまだ馴染みのない犬種ですが、欧米では愛玩犬として非常に人気がある犬種です。

名前が変わった歴史を持つアメリカン・エスキモー・ドッグの歴史や性格などをご紹介します。

アメリカン・エスキモー・ドッグの歴史

アメリカン・エスキモー・ドッグが芝生の上で伏せている様子 アメリカン・エスキモー・ドッグは「エスキー」という愛称で、アメリカで絶大な人気を誇る犬種で元々はアメリカン・スピッツと呼ばれていました。

名前の通り典型的なスピッツ系の犬種で、先祖犬をたどればドイツで発展したキースホンドやポメラニアンなどスピッツ系犬種の影響を受けています。

これらの犬種がドイツ系移民によってアメリカンに渡ってきたのが19世紀後半なので、アメリカン・スピッツはこの時期に作出されたとされています。

20世紀に入り人気が上昇してきた時、アメリカン・スピッツからアメリカン・エスキモー・ドッグに改名されます。

これは、スピッツという言葉がドイツ語由来の「尖った」「炎」という言葉に由来しているためで、第一次世界大戦の影響で当時アメリカ市民の中で生まれていた反独感情を逃れるためでした。

エスキモー・ドッグになった理由は、はっきりしていませんが「雪が好きな犬だから」エスキモーを入れたという説もあります。

1985年に犬種クラブが誕生し、FCIにも登録されました。日本ではまだ正式に登録されていませんが、ブリーダーは既に存在しています。

アメリカン・エスキモー・ドッグの特徴

アメリカン・エスキモー・ドッグが屋根の上に登っている様子 エスキーの最大の特徴は、真っ白でふさふさした豊富な被毛です。

尖ったマズルと、黒く大きい目を持ち、真っ白な体に真っ黒な目と口のコントラストが愛らしい犬種です。

立ち耳・巻き毛で毛色はホワイトのみとされています。

オリジナルは体高38cm以上の中型犬ですが、この犬種の人気から、最近は小型化された「ミニチュア」と「トイ」も作出されました。


アメリカン・エスキモー・ドッグの性格やしつけ

アメリカン・エスキモー・ドッグがフローリングの上に伏せている様子 アメリカン・エスキモー・ドッグの性格や、しつけのポイントについてご紹介します。

アメリカン・エスキモー・ドッグの性格

性格は穏やかで優しく、明るく活発で友好的なこともあり、他の犬や人間の子供とも仲良くできるので、子供がいる家庭や多頭飼いも特に問題ありません。

楽しいことが大好きで、非常に従順で最高のパートナーになってくれる性格をしています。

アメリカン・エスキモー・ドッグのしつけ

従順で飼い主を喜ばせることが大好きな犬種で、しつけは入りやすく初心者にも飼いやすい特徴です。

ナワバリ意識が強いので番犬としては最適ですが、大声でよく吠える犬種なので住宅密集地で飼育する予定の方は、子犬の頃からしっかりしつけを行うことが大切です。

アメリカン・エスキモー・ドッグを飼うには

アメリカン・エスキモー・ドッグが芝生の上で伏せて何かを見ている様子 アメリカン・エスキモー・ドッグを飼うときのポイントについてご紹介します。

運動量

活発で運動が大好きな犬種なので、毎日一時間以上の散歩が必要です。

室外・室内飼い

アメリカン・エスキモー・ドッグは常に飼い主のそばにいることを好む犬なので、室内飼いをお勧めします。

屋外飼育では暑さに弱いこと、その縄張り意識の強さからもストレスを感じてしまうので避けましょう。

お手入れ

厚い被毛に覆われているので、1週間に2回ほどブラッシングとコーミングが必要です。

まとめ

アメリカン・エスキモー・ドッグが草村の中に伏せている様子 エスキーの愛称でアメリカを中心に大人気のアメリカン・エスキモー・ドッグ。

ポメラニアンに似た愛らしい姿から日本でもじわじわ人気が出てきており、まだ犬種登録はされていませんが日本でもブリーダーが存在します。

家族や他の犬とも仲良くできる犬種ですが、飼育環境はしっかり整えてお迎えしてあげましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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