2017年11月16日

【優しい巨人】グレート・デンの魅力から歴史まで

グレート・デンは世界一大きな犬として知られています。

実際に見たことがなくても、その名前は耳にしたことがあるという人が多いのではないでしょうか。

今回は、グレート・デンの特徴や飼うときの注意点、かかりやすい病気などについてまとめました。

グレート・デンを飼いたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

グレート・デンは世界一大きな犬

こちらを見るグレート・デン グレート・デンはドイツ原産の犬種で、最大の特徴はやはり身体の大きさです。

体高は70~80㎝、体重は46~54㎏ほどで、立ち上がると人間以上の高さにまでなります。

2010年には、アメリカで飼われているジョージという名のグレート・デンが、世界一大きい犬としてギネスブックに認定されました。

なんと体長は約2m、体重は111㎏もあったそうです。

しかし、そんな見た目とは裏腹にグレート・デンは優しい性格をしています。

愛想が良くのんびりした性格で、ちょっとやそっとでは怒らない忍耐強さも兼ね備えています。

見知らぬ人や他の動物に対しては控えめな態度で接し、吠えたり噛んだりして威嚇したりすることはありません。

飼い主に対しては強い服従心をもつので、しつけがしやすい犬種です。

そんな大きくて優しいグレート・デンは、「大きな巨人」とも呼ばれています。

グレート・デンを飼うときの注意点

遠くを見つめる黒いグレート・デン

しつけ

温和だといっても、やはり子犬のうちはやんちゃな部分もあります。

また、身体が大きいために少し不用意に動いただけで事故や怪我につながります。

きちんとコントロールできるように、しつけやトレーニングは子犬のうちからみっちりと行ってください。

部屋の広さ

室内飼いできる犬種ではありますが、そのためには十分なスペースが必要です。

グレート・デンを飼うときには、成犬に育ってからもゆったりと過ごせるだけのスペースが用意できるかどうかを考慮してください。

飼育費用

身体の大きいグレート・デンは食べる量も多いので、食費だけでもかなり家計を圧迫します。

また予防接種なども他の犬種に比べてお金がかかるので、そのことも覚悟したうえで飼育することが大切です。


グレート・デンがかかりやすい病気

黒いグレート・デン グレート・デンをはじめとした胸の深い大型犬は、胃捻転や胃拡張の発症リスクが高く、グレート・デンは特に発症率が高いといわれています。

そのため、予防のために手術を行うこともあるようです。

ドカ食いしたり食後すぐに運動したりしたときに発症しやすいので、十分に注意してください。

また、様子がおかしいと感じたらすぐに病院に連れて行くようにしましょう。

大型犬の中でもグレート・デンは特に寿命が短く、平均で5年ほどしか生きられないといわれています。

身体の大きい大型犬は内臓に負担がかかるため全体的に寿命が短めではありますが、グレート・デンの寿命がこれほどまでに短い理由は明らかになっていません。

グレート・デンを飼うときには、短い時間を濃く過ごすことが大切だといえるでしょう。

まとめ

2頭のグレート・デン グレート・デンは気軽に飼い始められる犬種ではなく、飼うにはそれ相応の覚悟が必要です。

しかし、それと同時にとても魅力的な犬種でもあります。

グレート・デンを飼ったときには、たっぷりとコミュニケーションを取って濃い時間を過ごしてくださいね。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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