2018年1月9日

【護衛犬】イタリアン・コルソ・ドッグの魅力から歴史まで

有能なハンターでありつつ、家族を何より大切にする守護者的存在のイタリアン・コルソ・ドッグ。

日本ではあまり馴染みのない犬種ですが、海外ではショードッグとして非常に人気が高い犬種です。

今回は力強く頼れる犬、イタリアン・コルソ・ドッグの魅力や歴史などをご紹介します。

イタリアン・コルソ・ドッグの歴史やルーツ

イタリアン・コルソ・ドッグが森の中で木に前足をかけて何かを見つめている様子 イタリアン・コルソ・ドッグの歴史や名前の由来をご紹介します。

イタリアン・コルソ・ドッグの歴史

イタリアン・コルソ・ドッグは絶滅したとされる古代ローマの軍用犬であるモロシア系の犬種を復活させた犬種です。

イタリアでは古代より屈強なモロシア系の犬種が、闘犬・番犬・狩猟犬・牧畜犬として人間に使役してきましたが、一度は絶滅してしまいます。

第二次世界大戦後に、イタリア南東部に残った犬種から復活が計画され、1994年にイタリアのケネルクラブで登録されました。

どのような犬を交配して復活したのかは謎に包まれており、一説ではシチリア島のシシリアン・ブランキエロではないかと言われていますが、ブランキエロはアンダーコートがない犬種なので違うとする声もあります。

イタリアン・コルソ・ドッグの名前の由来

イタリアン・コルソ・ドッグはイタリア語ではカネ・コルソ、またはカネ・コルソ・イタリアーノと呼ばれています。

「カネ」は犬、コルソは「護衛」という意味のラテン語に由来するとされており、まさにその屈強な体で家族を守るこの犬種にふさわしい名前と言えます。

イタリアン・コルソ・ドッグの特徴

イタリアン・コルソ・ドッグが線路の上に立っている様子 イタリアン・コルソ・ドッグの体型やカラーについてご紹介します。

イタリアン・コルソ・ドッグの体型

イタリアン・コルソ・ドッグは強面で、頑丈で堂々した雰囲気を持つ大型犬です。オスの体高が66cm前後、メスは62cm前後、体重はオス、メス共に45kg前後です。

筋肉隆々の体から長くて太い四肢が伸びて、がっしりとしながらも優雅さがあります。

イタリアン・コルソ・ドッグのカラー

皮膚はピンと張っていて被毛は光沢のあるスムースコートです。

カラーは様々な色が認められていますが主にブラックとブルーが好まれています。


イタリアン・コルソ・ドッグの性格やしつけ

芝生の上でイタリアン・コルソ・ドッグがおもちゃで遊んでいる様子 イタリアン・コルソ・ドッグの性格や、しつけのポイントについてご紹介します。

イタリアン・コルソ・ドッグの性格

非常に賢く、勇敢な犬種で、正しいしつけを行えば家族の守護者になってくれる誇り高い犬種です。

飼い主の家族と財産を守ってくれる犬として古代ローマより重宝されてきました。愛情深く、子供と過ごすことも苦にならない犬種です。

イタリアン・コルソ・ドッグのしつけ

屈強なボディーと攻撃性が高い性質を持っているので、上級者向けの犬と言えます。

きちんとした訓練やしつけがなければ、独立心旺盛で攻撃的になりやすい犬種です。子犬の頃から社会馴致を行い、愛情を持って厳しく躾けることが重要です。

イタリアン・コルソ・ドッグを飼うには

イタリアン・コルソ・ドッグの子犬が道路の上に立っている様子 イタリアン・コルソ・ドッグを飼う際のポイントについてご紹介します。

しつけ

必要な運動量が非常に多いので、少なくとも1日2回、1時間以上の散歩と、定期的に自由に走り回れる環境を整える必要があります。

お手入れ

艶のある被毛を保つために、週に数回獣毛ブラシでブラッシングしてあげる必要があります。

社会性を育てる

子犬の頃は、積極的に家族以外の人や動物と交流させることで、社会性を育てるようにしましょう。

まとめ

イタリアン・コルソ・ドッグが扉の前で伏せている様子 古代ローマの軍用犬だった犬を復刻させた犬種イタリアン・コルソ・ドッグ。

強面でがっしりとした体にも優雅な雰囲気を漂わせているのは、イタリアの由緒正しい犬だからかもしれません。

きちんとしつけることで、その名の通り家族の守護者となってくれる頼もしい犬種です。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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