2018年1月8日

【小さなハスキー】アラスカン・クリー・カイの魅力から歴史まで

アラスカン・クリー・カイは今、じわじわと人気が出ている犬種です。

特徴を一言で表すと、「小さなシベリアン・ハスキー」です。

ウルフドッグ好きにはたまらない、アラスカン・クリー・カイの魅力や歴史などをご紹介します。

アラスカン・クリー・カイの歴史やルーツ

アラスカン・クリー・カイが芝生の上で伏せている様子 アラスカン・クリー・カイは、シベリアン・ハスキーによく似た犬種である、アラスカン・マラミュートを小型化することを目的にして誕生した比較的新しい犬種です。

1970年ころに作出が開始され、まずアラスカン・マラミュートと、シベリアン・ハスキーを交配させることで、ハーフの犬を作出しました。

その後、ベルギー原産の牧羊犬・スキッパーキやアメリカン・エスキモー・ドッグと交配させることで小型化が勧められ、1988年に完成しました。

アラスカン・クリー・カイの特徴

アラスカン・クリー・カイが芝生の上でお座りをしている様子 アラスカン・クリー・カイの特徴の一つは、小さい体に、イヌぞり犬の姿を見事に留めていることが挙げられます。

厚い被毛に守られていることから寒さに強く、毛色はホワイトをベースにグレーやブラックなどのマスクやマーキングが入る様はまさにシベリアン・ハスキーそのものです。

狩猟犬スキッパーキの血も流れているため、小さいながら狩りも得意です。

小さいアラスカン・クリー・カイの中でも大きさは3段階に分けられており、大きい順にスタンダード、ミニチュア、トイとなっています。


アラスカン・クリー・カイの性格やしつけ

アラスカン・クリー・カイが飼い主に繋がれている様子 アラスカン・クリー・カイの性格や、しつけのポイントについてご紹介します。

アラスカン・クリー・カイの性格

アラスカン・クリー・カイは元気で活発な性格をしています。

その反面、神経質で警戒心と縄張り意識が非常に強く、無駄吠えが激しいという特徴も持っています。

アメリカで大ブームになるほど人気の高い犬種ですが、この無駄吠えが多いという性質のせいで、捨てられてしまう犬が多く、この犬種専用のレスキュークラブが発足するほどの事態になっています。

アラスカン・クリー・カイのしつけ

イヌぞり犬の血を色濃く残すアラスカン・クリー・カイには縦社会を理解させることが重要です。

犬の世界は、1匹のリーダーとそれに従う群によって構成されています。誰が家族のリーダーで、誰のいうことを聞かなければいけないのかをわからせることが何よりも重要です。

無駄吠えが多い犬種なので、子犬の頃から要求吠えは毅然と無視して、吠えたら要求が通るという図式を作らないことが大切です。

アラスカン・クリー・カイを飼うには

アラスカン・クリー・カイが飼い主と見つめ合っている様子 アラスカン・クリー・カイを飼うときのポイントについてご紹介します。

室温調整

極寒の地にルーツを持ち、厚い被毛に覆われているアラスカン・クリー・カイは寒さには非常に強いですが、日本の夏には大変な負担がかかります。

基本的に室内飼いが推奨される犬種ですが、夏は必ず室内飼いにして常にクーラーで温度調整を行い、散歩は早朝と夕方の涼しい時間に行くようにしましょう。

運動

運動が大好きな犬種なので1日2回ほどお散歩に連れ出し、週に1回は好きなように走り回れる環境を作ってあげることも大切です。

ストレスは無駄吠えの原因になるので注意が必要です。

まとめ

アラスカン・クリー・カイが飼い主に後ろから抱きしめられている様子 まだ日本ではあまり知られていないアラスカン・クリー・カイはイヌイットの言葉で「小さな犬」を表す言葉です。

小さな体にウルフドッグの雰囲気をぎゅっと留めた魅力的な犬種は、今後日本でも人気が出るのではないでしょうか。

現在国内にブリーダーは存在せず、非常に高価な犬種ですが、比較的新しい犬種なので、お迎えする際は遺伝的疾患の有無などをよく確認するようにしましょう。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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