2018年3月27日

スムース・コリーの魅力や性格について

スムース・コリーはスコットランド原産の犬種で、美しいプロポーションと明るい性格が魅力です。

ここではスムース・コリーとラフ・コリーの違いや、スムース・コリーの特徴などについてご紹介します。

スムース・コリーとラフ・コリー

スムース・コリーが浜辺を走っている様子 スムース・コリーとよく似た犬種としてラフ・コリーが挙げられますが、以前はまるで異なる容姿をもっていました。

初期のスムース・コリーはずんぐりした体形で、ラフ・コリーのようなエレガントさは持ち合わせていませんでした。

しかし、スムース・コリーをショードッグとして活躍させたいと思った人々が、より美しい容姿をもったラフ・コリーとの交配を繰り返しました。

こういった経緯によって、2犬種の見た目が近付いていったと言われています。

現在では、短毛の個体はスムース・コリー、長毛の個体はラフ・コリーとして区別されています。

日本でスムース・コリーはめったに見かけない犬種であるため、単にコリーといった場合には一般的にラフ・コリーのことを指します。

スムース・コリーの特徴と性格

スムース・コリーが芝生に伏せている様子 スムース・コリーは体高58㎝前後体重26㎏前後で大型犬に分類されます。

被毛は短毛であるため、被毛の手入れにはそれほど手間がかかりません。

毛色はセーブル&ホワイトやブルーマール、トライカラーなどがあります。

性格は温和で優しく、飼い主や家族に対して深い愛情をもち、相手の気持ちを察することができる洞察力があります。

きちんとしつけを行えば、最高の家庭犬になってくれる犬種だといえます。


底なしの体力をもつスムース・コリー

スムース・コリーが雪の上を走っている様子 スムース・コリーを飼うときに必ず知っておかなければいけないのが、底なしの体力をもつ犬種だということです。

これは、スムース・コリーが牧羊犬として活躍してきた犬種であることも関係しています。

走り回りたいという欲求が強く、体力に自信のある人でなければスムース・コリーを飼うのは難しいといえます。

本来は優しい性格のスムース・コリーですが、運動不足になってストレスが溜まると問題行動を起こすことがあります。

名犬ラッシーをきっかけにコリーブームとなったときには、このことが原因で飼い犬を捨てる無責任な飼い主が続出しました。

スムース・コリーを飼うときには、それなりの覚悟が必要だということを覚えておきましょう。

スムース・コリーがかかりやすい病気

スムース・コリーが地面に伏せている様子 スムース・コリーがかかりやすい病気としては、股関節形成不全およびコリー眼異常などがあります。

遺伝子検査ができる病気なので、スムース・コリーの子犬を引き取るときには親犬が遺伝子検査を受けているかを確認するようにしましょう。

まとめ

楽しんでいるスムース・コリー スムース・コリーは日本ではとても珍しい犬種で、2016年にジャパンケネルクラブに登録されている頭数はわずか5頭です。

希少な犬種であることから、ブリーダーから購入するときの価格は人気犬種と比べて高くなります。

明るく優しいスムース・コリーは魅力的な犬種ですが、並外れた体力を持つスムース・コリーの運動欲を満たしてあげることは並大抵ではありません。

スムース・コリーを飼うときには、その点についても考慮する必要があります。

この記事が気に入ったら
Qpetに「いいね!」しよう

文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


合わせて読みたい

PAGE TOP