2018年2月22日

【イタリアの牧羊犬】ベルガマスコ・シェパード・ドッグの特徴と飼い方について

ベルガマスコ・シェパード・ドッグはイタリア原産の牧羊犬で、全身を覆うロープのような長い被毛が特徴的です。

インパクトのある外見だけでなく性格はとても優しいベルガマスコ・シェパード・ドッグについてご紹介します。

ベルガマスコ・シェパード・ドッグの特徴

芝生の上のベルガマスコ・シェパード・ドッグ ベルガマスコ・シェパード・ドッグは、オスは体高61㎝前後、体重35㎏前後、メスは体高57㎝前後、体重29㎏前後で大型犬に分類されます。

体格はがっしりとしており、大型犬らしい迫力のある犬種です。脚は短めでマズルは短く、しっぽは垂れています。

そして、ベルガマスコ・シェパード・ドッグの最大の特徴はなんといっても被毛です。

全身を包むロープ状の被毛が、この犬種ならではの外見を作り出します。

この被毛は3層になっており、内側から防寒のためのコート、防水のためのコート、そして硬く粗いオーバーコートとなっています。

このコートは防寒のため、そしてオオカミなどから身を守るために発達したものだといわれています。

ベルガマスコ・シェパード・ドッグの性格

伏せるベルガマスコ・シェパード・ドッグ ベルガマスコ・シェパード・ドッグは人と関わるのが大好きな犬種で、欧米では人々の心を癒すセラピードッグとしても活躍しています。

明るくて優しい性格で子どもとも仲良くできるので、小さな子どもがいる家庭でも心配ありません。

飼い主に対して従順な性格なので、忠実に指示を守ってくれます。

頭は良く、状況判断に優れています。忍耐力がある犬種なので、いきなり攻撃性を発揮することはまずありません。

身体は大きいですが、安心して飼える犬種だといえるでしょう。


ベルガマスコ・シェパード・ドッグの飼い方

ベルガマスコ・シェパード・ドッグの子犬 ベルガマスコ・シェパード・ドッグは日本ではあまり飼われていませんが、非常に家庭犬向きの性格をしています。

ここではベルガマスコ・シェパード・ドッグを飼うときのポイントをご紹介します。

運動

大型犬のベルガマスコ・シェパード・ドッグですが、特別に運動量が多いというわけではありません。

散歩は早めのペースで1日2回、1回あたり30分ほどを目安に行いましょう。

なお、暑さに弱い犬種なので夏の散歩では十分に配慮してあげてください。

しつけ

優しい性格のベルガマスコ・シェパード・ドッグですが、やや頑固なところもあります。

しつけをするときには焦らずに、根気強く行いましょう。

成犬になってからのしつけは大変なので、子犬のうちからしっかりしつけるようにしてください。

被毛の手入れ

ベルガマスコ・シェパード・ドッグの被毛の手入れは他の犬種とはかなり違いがあり、初心者には難しいといえます。

シャンプーをするときには、ロープ状被毛の形を崩さないように1本1本手洗いしなければいけません。

頻繁にシャンプーをしなければいけないということはありませんが、シャンプーをする日はかなりの大仕事になります。

また、排便するときには長い被毛を束ねて汚れないようにする必要があります。

ドッグショーに出展する予定がないのであれば、肛門周りの被毛はカットしたほうが手入れは楽かもしれません。

日々の手入れでできるのは顔と尾のブラッシング程度ですが、ベルガマスコ・シェパード・ドッグは皮膚病にかかりやすい犬種です。

全身の毛をブラッシングすることができなくても、皮膚の状態のチェックは忘れないようにしましょう。

まとめ

飼い主の元に歩くベルガマスコ・シェパード・ドッグ ベルガマスコ・シェパード・ドッグは素晴らしい家庭犬になれる素質をもっていますが、被毛の手入れは簡単ではありません。

そのため、気軽に飼える犬種ではないといえるでしょう。

ベルガマスコ・シェパード・ドッグを飼おうと考えている人は、その点についても熟慮することをおすすめします。

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文:Qpet編集部
犬の病気やしつけ、犬との暮らしに役立つハウツー情報などをお伝えしていきます。


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